F355Bの現状
F355Bは、2021年にいろいろと不具合が続出してひと苦労でしたが、それが解消してからはいたって順調でした。
機関、トランスミッション、足回り、電気系いずれもノントラブルで、水温、油温、油圧とも安定しており、異音、オイル漏れもなく非常に良い状態…と認識していました。
購入してから2回目の車検となりましたが、特筆すべき事項もなく、今回はエンジンオイル、ブレーキフルード、LLC交換を事前に依頼する程度。
と、吞気なオーナーは高を括っていたのですが…
ふたを開けてみたら
いつものとおり依頼先は、主治医・駒本工場長のいらっしゃるロペライオファクトリーセンター。
事前に電話とメールにて依頼内容を伝え、あとは駒本さんにおまかせ。
数日は何もなく過ごしていましたが、一週間ほどして駒本さんから最初の電話がありました。
「リフトで上げてみたんですが、ラジエターから漏れてますね、それも左右。」
はあ、やっぱり来たか😩
そろそろだろうな、とは思っていましたが、F355のウィークポイントのひとつ、ラジエターからの冷却水漏れ。
これは既知のトラブルで、純正品の場合、ラジエターコアとプラスチック⁈製ホースジョイントの接合部が弱く漏れたりします。
これは想定内。
数日後、次の連絡はドライブシャフトブーツの破れ。
こちらは右側だけでしたが、いずれ左側も破れるので、同時に交換を依頼。
電話を切ろうとしたら、駒本さんが言いにくそうにひと言。
「フロントブレーキダクトも破れていて、使い物になりません。」
あ、そうですか。
これはノーマークだったな🤔
でも、ローター冷却はF355にとっては必須機能。 なにせブレーキの利きが悪いので冷却は重要です!
もちろん左右交換を依頼。
いや~、結構出てきたな、不具合が。
ここまでは想定していなかったよ、さすがに💦
整備作業の実際
まあ、ここまで来たら思い切って全部新品交換して、安心を手に入れよう。
慣れたファクトリーのリフトに載せて、まずは点検から。
こんな感じでしっかりお漏らし状態😵
ここで検知できて良かった。
今回は、駒本さんもお墨付き、T-WESTの対策品(左側)をチョイス。
ホースジョイント部分が純正のプラスチックからアルミ一体成型となって漏れを防いでくれます。
続いては、ドライブシャフトブーツの破れ。
パックリ割れてます。
意外にもグリスが飛び散ってはいない模様。
これも早めの発見で被害は抑えられましたね。
コチラはフェラーリ純正パーツを調達。
リアハブ類をばらしてサックリ交換。
最後は、ブレーキダクトホース。
これが一番被害が酷かった😱
ホースに巻き付けてあるワイヤーがとっ散らかっちゃってます💦
ホース自体も破れていて、これではローターに風が当たらず冷却できません。
ハイ、このとおり!
新品のホースに交換してスッキリ!
これ以外は実は何も問題なく終わったのですが、なんだかすごくダメージが…
まあ、お約束の劣化やトラブルなので、そんなに気にせず交換、交換。
エンジンオイルやブレーキフルードは定期交換して、車検はパス。
駒本さんからの忠言は、触媒。
そろそろと思っていたので、今年中に再建計画を立てて実行しよう。
以上、F355Bの車検整備と適正化整備の作業レポートをお送りしました。
現役オーナーさんや将来のオーナーさんのために少しでもお役に立てたら幸いです😌
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