kojack-ferrariのクルマ道

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もう、すぐそこに迫っている ~新時代のカーライフに向けて~

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本当に実現できるのか?

2030年問題ともいえる、世界的な新車のガソリンエンジン/ディーゼルエンジン廃止の動き。

欧州を中心としたこの問題。

イギリスでは、2030年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する方針。
また、ノルウェーやインドでは2030年から電気自動車・水素自動車のみを販売、オランダでは2025年から電気自動車のみを販売など、各国で少しずつ政策に違いはありますが、それぞれの取り組みを行っています。

日本も欧米に後れを取ってはいますが、温室効果ガスを生み出すガソリンを燃料とする自動車の新車販売を2030年代に禁止にするという意見が経済産業省を中心に発表されています。


一方、ガソリン車に代わるクルマとしてBEV(純粋な電気自動車)や水素自動車の普及が見込まれています。

しかし、その燃料供給を担う充電スタンド水素ステーションなどのインフラ整備はあと10年ほどで本当に完成するのでしょうか? 甚だギモンですよ🤔
以前、このブログでご紹介した記事時点は少し古いですが、現状はそれほど変わってはいません。

この中でも触れていますが、今から一年前で充電スタンドはガソリンスタンドの1/5程度しか普及していません。

しかも、今のところ満充電には一台当たり30分程度とガソリン給油に比べると気の遠くなる時間を要します。

もちろん、国やトヨタなどの自動車メーカー、また、パナソニックなどの電機メーカーが共同で「安全で短時間充電可能なロングライフバッテリー」の研究開発に取り組んでいるのは言うまでもありません。

現在主流のリチウムイオンバッテリーに代わる次世代バッテリーとして「全個体LIB」が注目されているのはご存知の方も多いと思います。

確かにBEVには合理的な特性ではあります。

ただ、国主導で「全固体電池マテリアルズ・オープンプラットフォーム(MOP)」本格稼働したのは2020年6月頃のこと。

トヨタが実験車を走らせたり、日産が生産設備を2028年度に実用化するなどといった話は聞こえてきますが、これとて本当に計画どおり2030年代前半に実用化、そして普及するのでしょうか?

充電スタンドの普及率を見ても、とても国が本腰を入れて整備・普及させようとしているとは思えません。

長らく指摘され続けてきたバッテリーのロングライフ化、そして短時間充電の課題にもつい最近動き出した感があるのに、本当に2030年代に、それも早い時期にガソリンエンジン廃止など実現できるのか、???です。

現実的な選択

日本に限っていえば、お家芸ともいえる豊かな発想と高い技術力の産物であるハイブリッドエンジンは2030年問題でも排除されないことになっているので、正直かなり猶予はあると思っています。

このハイブリッド、初期の頃は「ガソリンエンジン+電気モーター双方を駆動力」とするタイプが主流でしたが、今では「ガソリンエンジンで発電+電気モーターで駆動」や「燃料電池で発電+電気モーターで駆動」など様々なタイプのものが発明されています。これらの特徴は、いずれも基本的には充電に頼らず、自車に発電機を搭載して ”自前” でエネルギーを調達するクルマであること。

ハッキリ言って、これらが現実的な選択肢なのではないでしょうか。

前述のとおり、ガソリン車を締め出してもEVや水素車用インフラが整わない状況では、誰もが両手放しでEVに飛びつくことはできません。
 

環境負荷のこと、化石燃料のこと、地球温暖化など地球を取り巻く課題や問題に対して、この先10~20年、私達が向き合える現実解はこういったクルマに乗ることだと考えざるを得ません。

満充電時間3分で航続距離1,000km、しかも交換サイクルは20年なんていう夢のようなバッテリーが20~30万円程度で普及すればハナシは変わりますが…

新時代の波にどう乗るか

そうは言っても、世界的潮流であるEV移行の波を跳ね返すわけにはいけそうにありません。

早かれ遅かれガソリン車は抹殺されて、生き残った内燃機搭載のクルマは密かに身を潜めて生き延びる…

それはそれでオーナーとしては楽しみかもしれませんが、実用車としてはあまりにも不便になろうかと思います。

kojackはこれまでBEVも日産e-POWERも、トヨタ燃料電池車も試乗してきましたが、最も現実的な選択は日産e-POWERタイプのハイブリッドだと感じています。

「全個体LIB」やさらに進化したバッテリーが開発され、実用化される時までは、インフラの充実したガソリンエンジン発電型のe-POWERタイプのクルマを実用車として一台用意するのが得策だと思うのです。

これで2040年頃まで乗り切って、その頃には普及しているであろうガソリン車の代替となる ”新しい” クルマに乗り換える。

そして、週末誰も起きていない時間にそーっとガレージから引っ張り出すのです。

そう、20世紀が生んだ人類最高の発明品である、あの名車たちを…

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