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クルマ雑学辞典 No.14 ~トルクとパワーの関係とは~

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今回は、トルクとパワーのハナシです。

トルクとパワーの役割って?

クルマのカタログを眺めていると、エンジンの説明で必ずと言ってよいほど出てくるのが「トルク」と「パワー」という単語。
もう少し言うなら「最大トルク」や「最高出力」というワードでしょう。

トルクとは、回転軸まわりに生じる「物体を回転させる力」のことです。
例えば、トルクレンチを使用してボルトを締める時の力や、自動車の前進、後退をさせるために必要なエンジンの駆動力がこれにあたります。
トルクの単位については、1993 年の新計量法施行以来、N・m(ニュートンメートル)が使われています。
この単位を見ても分かるように、トルクは力(回転方向に作用する力)と、長さ(回転軸から作用点までの長さ)の積となるので、回転方向に作用する力が同じであれば、回転軸から作用点までの長さが長いほど大きなトルクが得られる、つまりボア・ストロークで言い換えるならばロングストローク型の方がショートストローク型より大トルクが得られるということにもなります。


一方、パワーとはどのくらいの仕事をするのかを表す単位になります。
過去に蒸気機関車を発明したジェームズ・ワット氏が行った実験で、175 ポンド(約 80kg)の荷物を馬に引かせて 1 分間で 188 フィート(約 57m)移動したときの馬のした仕事量を、単位時間に換算した量を「1 馬力」と定義されました。
つまりパワーとは、単位時間で、ある重さの物体をどれくらいの距離を移動することができるか、つまり仕事率の単位ということになります。 

では、トルクとパワーはどのような関係性をもっているのでしょうか。
引用元:JAF 
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-construction/subcategory-engine/faq058

自動車で例えると、「タイヤなどを回転させる力」がトルクであり、その大きさは「走りだそうとする力」あるいは「坂を上ろうとする力」に相当します。
トルクを大きくすれば、発進時の動き出しが俊敏になり、また急な上り坂でもスムースに上れるようになります。
すなわち、トルクは「瞬発力・回転力」を表す指標とも言えます。

これに対して、パワーは一定の時間内に決められた荷物(重さ等)をどこまで運べるかを表した指標です。
トルクと似ているようですが両者は異なります。
トルクには単位時間という概念がありませ んが、パワーは仕事率を表すので、単位時間という考え方が必要になります。
自動車で例えると、「タイヤなどを回転させる力」=トルク、とエンジンの回転速度を掛け合わせた仕事量がクルマのパワーということになります。

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