kojack-ferrariのクルマ道

~クルマをこよなく愛する人へ~                      ※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

幼児の交通事故を防ぐには ~親の監督責任を問う~

f:id:kojack-ferrari:20220315085612j:plain
⚠当ブログはアフィリエイト広告を利用しています
今回は、幼児の事故のハナシです。

痛ましい事故

2024年4月13日のニュース

13日午後5時半ごろ北海道岩見沢市志文町の住宅街で「女の子が車に巻き込まれた」と消防に通報がありました。
近くに住む3歳の久保明莉ちゃんが頭を強く打った状態で倒れていて、その場で死亡が確認されました。
警察は運転していた岩見沢市の会社員で25歳の相笠拓斗容疑者を過失運転致死の疑いで現行犯逮捕しました。
警察の調べに対し相笠容疑者は「ぶつかったことは間違いない」と容疑を認めています。
明莉ちゃんが倒れていた近くにはペダルのない自転車のような遊具が壊れた状態で残されていて、警察は相笠容疑者が車を発進させるときに明莉ちゃんを巻き込んだとみて調べを進めています。

引用元:3歳女児ワンボックスカーにはねられ死亡 自転車のような遊具も壊れ…25歳男を逮捕 北海道・岩見沢市(HTB北海道ニュース) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6d36e0537bd844aab3ba020320bf17492c1a384

なんとも痛ましい事故です。
街中でよく見かける足で蹴りながら進む二輪の遊具に乗っていて巻き込まれたと思われます。

ワンボックスだと車高が高くクルマの直前は死角が大きいので、身体の小さな幼児がクルマの前に出てくると確認していても気づかない可能性があります。
一義的にはドライバーが死角も含めた安全確認を行う必要がありますが、歩行者も自分の身を守る意味でクルマのすぐ近く、特に前後に立つのは事故の誘因になりますので、気をつけないといけません。

親の監督責任

今回の事故の詳細がわからないので何とも言えませんが、記事の情報から判断すると親がそばで幼児を監護していた様子はありません。

過去の裁判例では責任能力の境界点は12歳前後と言われています。
つまり小学生以下の子供は責任無能力者であるため、その親に監督責任が生じます。
これは子供が加害者となり、賠償責任が発生した場合の話ですが、今回の事故のように被害者となる場合でもケースによっては親の監督責任を問われることも考えられます。

今回で言えば、被害者が乗っていた遊具(ペダルなし二輪遊具)は公道で使用しないよう国からも周知されています。

この遊具は、ペダルがないため、道路交通法で定められた自転車には該当しません。
歩行者や自転車との接触・衝突などの危険性があるばかりでなく、自動車との大きな事故につながることも考えられます。道路での使用は絶対にやめましょう。
引用元:消費者庁「ペダルなし二輪遊具による子どもの事故に注意!」


子供をこういった危険な遊具で公道上で遊ばせていて事故に遭った場合、過失割合の認定では親の監督責任が問われるでしょう。
事故が予見されるにも関わらず、責任無能力者を放置していれば事故の誘因となるので当然のことと言えます。

目立つ ”放置プレイ”

最近、幼児や低学年児童を生活道路などの道路上で自由に遊ばせ、近くで親が監護しない、いわゆる ”放置プレイ” が目に付きます。

先日も、通勤時間帯に近所の交差点を4歳児くらいの子供がふざけながら通過していきました。
時間帯からクルマやバイクの往来もあり大変危険でしたが、親は50mほど後ろから「気をつけて~」と声をかけるだけで手を引こうともしていませんでした。
すると、次の瞬間、交通量の多いT字路を左右確認もせず子供が飛び出したところへクルマが来て急ブレーキ!
ドライバーの反応が早くギリギリではねられなかったのですが、親はドライバーに謝るでもなく、ヘラヘラ笑いながら子供のところへ。

1秒ブレーキが遅かったら即死でした。
正直、この親に憤りを感じるとともに、これでは絶対に事故は減らないと思いました。
そして、この子は不幸だとも…


交通事故は、大抵双方の過失で起こるものです。
裏を返せば、常に安全を確保していればまず事故にはなりません。
つまり、歩行者や自転車も交通弱者だからといってルールを無視して勝手な行動を取っていれば、それが事故を誘発して自分が痛い目に遭うということです。

近年、警察も自転車や歩行者の交通ルール遵守に視点を置いた取締りを強化しています。
くれぐれも交通事故に巻き込まれないよう、歩行者であっても安全の確保に努めましょう!

"こういうブログ興味あるなぁ"、という方は是非「読者」登録をお願いします。
よろしくお願いします。


お読みいただいたついでに
👇をクリックいただけると嬉しいです😄

にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村