kojack-ferrariのクルマ道

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トルコンって何? 〜いまさら聞けないクルマのハナシ〜

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今回は、AT車トルクコンバーターのハナシです。

トルコンって?

近年、クルマの多くを占めるのはAT(オートマティック・トランスミッション)車。
そう、オートマですね。
もうAT車しか乗ったことのない世代やそもそもAT限定免許しか持たないユーザーも約60%を占めるなどクルマといえばAT車が基本となってきています。
そんなAT車
実はいろいろな種類があるんです。
いわゆるオートマといわれるトルコン式AT、金属製Vベルトとプーリーで構成されるCVT無段変速機)、そしてマニュアル同様のクラッチを油圧制御して変速するセミATなど。

今回はその中からトルコン式ATについてお話しましょう。
トルコン式の「トルコン」って何?
そこからですよね😅

トルコンの構成

「トルコン」とは「トルクコンバーター」の略称です。
「トルク」=ねじりの強さを「コンバート」=変換する装置のこと。
これがMT車(マニュアル・トランスミッション)のクラッチの役割を果たし、エンジンなど動力源のパワーをギヤに伝えてクルマが走るわけですね。

まず、トルコンの構成はどのようなものでしょうか。
トルコンは、ポンプインペラ、タービンライナー、ステーター(固定翼)で構成されています。


ちなみに、トルコンは、トランスミッションとエンジンの間に搭載されている、ドーナツのような形状をしています。
これらはフルードカップリング(流体クラッチとも呼ばれる)の総称であり、フルードカップリングの中にトルクを増幅させる仕組みが入って、初めて「トルクコンバーター」と呼ばれます。
トルクコンバーター内部は、比較的粘度の低いオイル(ATF)が満たされ、循環する仕組みです。
入力側と出力側の回転差によりトルクの増幅作用が発生するようになっています。

スムーズなワケは…

AT車ってスムーズに発進しますよね。
なんであんな風にゆるゆると走り出せるのでしょうか。

次にトルコンの仕組みをお話しします。
前述のポンプインペラ、タービンランナ、ステーターにはそれぞれプロペラが付いています。
例えば、プロペラを対角に配置して一方のプロペラから回っていないもう一方のプロペラへ風を送ると、そのプロペラは次第に回り始めます。
そしてプロペラの回転を上げていくと対角のプロペラも徐々に回転を上げて力が増していきます。

引用元:TechEyesOnline https://www.techeyesonline.com/article/tech-eyes/detail/TechnologyTrends-2206/

トルコンの場合は、動力源の回転軸の同軸上にポンプインペラが取り付けられていて回転します。
内部にATFが満たされているので、風ではなくATFがタービンライナに送られていると考えてください。
その遠心力(せん断力)でタービンが回転します。
タービンの回転軸はトランスミッションからタイヤへと伝わり、クルマを発進させるのです。

液体(ATF)が循環するためショックが少なく、エンジンとトランスミッション間で動力をスムーズに伝えることができるというワケ。

いかがでしたか?
毎日乗っているクルマはこんな働きでスムーズに動いているんですね。
ATFが汚れてくると変速ショックが大きくなりますので、早めに交換するとATへの負荷が軽減されて故障予防になりますよ。

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