また値上げ⁈
昨日（土曜）の朝、LINEの通知が。
見てみると、よく使っているガソリンスタンドからのお知らせでした。
「燃料値上げ情報」なるタイトルのメールには、週明け（7/31）から燃料油価格が値上げされるとの情報が…
時を同じくしてTwitterのフォロワーさんがUPしたツイートには、画面いっぱいにガソリンスタンド給油機の単価表示が映っていました。
そこには、「ハイオク 181円」という文字が…
あぁ、いつまで続くのでしょう。
全てのものが値上がりしているのはわかっていますが、ガソリンの値上がりは本当に厳しい。
ガソリンって何で高いの？
ところで、ガソリンってどうやって価格（単価）を決めているかご存知ですか？
ガソリンスタンドが、”大体こんな感じの価格でいいか⁈” って日々決めている…わけはありませんよね😉
ガソリン価格って、「原油価格」と「税金」から構成されているんです。
高くなったり、安くなったりするのは「原油価格」が変動するから。
ガソリンは原料となる原油を輸入し、それを石油元売会社が精製して、ガソリンスタンドなどへ運ばれます。
原油価格は、産油国の生産動向、国際的な紛争・景気の影響により変化し、燃料を輸入に頼らなければいけない日本はどうしても大きな影響を受けます。
また、輸入するということは「為替」の変動も関係してきますよね。
また、「税金」の占める割合が大きいのもガソリンが高い理由のひとつ。
ガソリンには、「ガソリン税」と「石油税」の2つの税金がかかっています。
また、ガソリン税は揮発油税と地方揮発油税を合算したもの。
1Lあたりのガソリン税（本税）28.7円。そこにガソリン税（暫定税率）25.1円が加えられ、さらに石油税2.8円がプラスされます。
そして、消費税10％がかかります。
例えば、1L＝150円のガソリンだとすると、28.7＋25.1＋2.8＋15＝71.6円が税金となるので、71.6/150＝約47.8％、つまり半分近くが税金で占められているということになります。
為替変動や産油国の情勢、高い税金が相まって高騰しているのです。
今後の見通し
OPECの原油増産見送りや出口の見えないロシアによるウクライナ侵攻、円安ドル高などにより、原油価格の先行きは不透明です。
政府は現在、石油元売会社に補助金（2023年9月末で終了）を拠出して価格抑制を要請したうえでガソリン基準価格を引き下げ、消費者への影響を最小限に抑えるための施策を講じています。
しかし、依然緊迫する世界情勢の影響などからガソリン価格は今後も高止まりが続く可能性もあります。
税金については、ガソリン税は元は目的税でしたが道路特定財源が廃止され、一般財源化されたため、本来の目的が失われその使途は不明瞭となっています。
また、ガソリン税や石油税を含んだガソリン価格に消費税を賦課するのは二重課税でもあり、ユーザーは非常に不透明なまま、なし崩しに支払わされているのが現状。
とはいえ、何かできるわけではないので、個人レベルではクルマの使用を必最小限に控えるなど工夫するしかありません。
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