相次ぐ落下事故
自宅のガレージで愛車の整備🔧
楽しいひとときですね。
GWなど連休の時は、普段できない下回りの点検や整備をやってみようかな🤔なんてお考えの方もいらっしゃるのでは…
オイル交換や足回りの整備では、どうしても車体をリフトアップ(ジャッキアップ)しての作業となることが多いですが…
このジャッキアップ時には十分ご注意を!
2023年4月30日のニュース。
4月30日、北海道・小樽市末広町の住宅の敷地内、60歳の男性が軽乗用車の下敷きになり死亡する事故がありました。 警察によりますと、男性は息子から車のマフラーに穴があると相談を受け、昼過ぎから車を修理していたということです。 午後7時ごろ、様子を見に来た妻が車の下敷きになっている男性を発見し通報しました。 男性は病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。 警察は、男性が車体をジャッキで上げて作業していたところ、何らかの拍子でジャッキが外れて下敷きになったとみて、事故の状況を調べています。
引用元:ジャッキが外れたか 車の下敷きになり男性(60)死亡 マフラーの修理中 北海道・小樽市(STVニュース北海道) - Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/54f4980431c55912e608da2f098300d4462e9b47
ちょっとした手間を惜しんだがために命を落とす悲劇。
実は、近年こうした車体落下による圧死事故が増えています。
YouTubeなど動画サイトの普及や各種工具が安価で入手できるようになったことで、自宅で簡単にサンデーメカニック=DIY整備にチャレンジする方が増え、それに比例して事故も増加しているのです。
基本に忠実に!
整備工場でプロのメカニックの作業を観察していると、そこまでやるの⁈というほど安全に配慮した丁寧な仕事をしています。
その根底にあるのは基本に忠実であること!
それは、工具を使うたびにきちんと元に戻すことだったり、指差確認だったり、面倒でも安全装置を使ったり…
ある意味、自分を守るための当たり前のことを毎回手を抜かず繰り返しているのです。
相手はクルマですから、もし落下したり、炎上したりすれば自分の命に関わる事故になります。
だから、プロは一つひとつ丁寧に、確実に仕事をするのです。
ウマをお忘れなく
整備工場などでは、二柱リフトといって左右の柱から二方向にアームが伸びた形のリフトで車体を四点支持で持ち上げるので安定しています。
ところが自宅ガレージなどではフロアジャッキで一輪(または、ガレージジャッキで二輪)浮かせてクルマの下に潜る方が多いと思います。
これだとクルマが少しでも動く(揺れる)と簡単にジャッキが外れて車体が落下し事故になってしまう…
それを防ぐためには、「リジットラック(通称、「ウマ」)」という工具を使って車体を安定して浮かせる必要があるのです。
👆黄色丸で囲んだのがウマですね!
このようにジャッキアップして、所定の位置(サスメンバーなど強度の高い部分)にウマを噛ませてジャッキを降ろし、反対側も同様にウマを噛ませる。
これを四輪全てに施せば、車体はかなり安定するので安全に作業できるわけですね。
仮に前輪だけウマを噛ませるなら、後輪には、タイヤ止めを打って車体が動かないようにしておきます。
クルマの下に潜る時は、できるだけ車体が安定するように対策する必要があるのです。
"なんか面倒くさいなぁ"
そう感じた貴方。
そういう方は迷わず整備工場に愛車を預けてください。
基本を守れない人は、大きな事故を引き起こす可能性が高いのでね…
ガレージで楽しいDIY整備🎵
それにはまず最初に安全な作業環境を作ることから!
そのひと手間を惜しんではいけませんよ。
くれぐれも安全に配慮してクルマいじりを楽しんでくださいね👋
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