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人に歴史あり vol.2 ~エンブレムは語る~

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ドイツを代表する

「人に歴史あり ~エンブレムは語る~」第2弾は、フェラーリの跳ね馬伝説に続き、世界を代表するドイツのセダンメーカー3社について語ります。

セダンといえばクルマの歴史そのものであり、恐らく世界中で最も多く輩出されてきたモデルだと思います。

そんなセダンを現在までコンスタントに登場させ続けている自動車メーカーである、メルセデス・ベンツ・グループ、BMWアウディのエンブレムストーリーをお送りします。

誰もが知る星

「スリーポインテッド・スター」と聞いて、”あぁ、あれね😉” と言える方はそう多くはいらっしゃらないかもしれませんが、これを見れば皆、”知ってます!” となるでしょう。

引用元:WEB CARTOP   https://www.webcartop.jp/2018/09/277064/

誰もが知る自動車メーカー、メルセデス・ベンツ・グループ社。

昔は、『ダイムラー・ベンツ』社といって、創始者の名前を冠した社名でした。

会社の変遷とともに、エンブレムも世代交代を繰り返します。

そのスタートは、1886年
カール・ベンツが創業したベンツ社が世界初の自動車を世に送り出します。
実際にエンブレムが使われるようになったのは1909年なので、クルマが誕生してから20年以上も後のこと。

ベンツ社はいくつかのエンブレムを使用していて、その一つに月桂樹の冠の中に「BENZ」の文字を配したものがありました。
 

ダイムラー社のもう一つの前身となるダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社は、1890年、ゴットリープ・ダイムラーによって創設されました。

こちらも1909年から「スリーポインテッド・スター」をそのエンブレムとしていて、この星の頂点はそれぞれ「陸・海・空」を表し、自社の理念や技術が業界の頂点にあることを示しています。

1926年、第一次大戦でのドイツ敗戦を受け、会社存続のため両社は合併し、『ダイムラー・ベンツ社』となります。
その際、エンブレムも月桂冠の中心にスリーポインテッド・スターを配した、両社が融合したデザインに…

長らくこのエンブレムが採用されていましたが、2008年に現在のように「スリーポインテッド・スター」だけに変更され、現在に至ります。

なるほど、そうか

続いては、BMW
引用元:Car Me https://car-me.jp/articles/65

すっかりお馴染みですね。

BMWの起源は、1916年創業の『BFW』(バイエルン航空機製造会社)で、元々は航空機メーカー。

翌年、現在の『BMW』(バイエルン発動機株式会社)に社名変更し、エンブレムも商標登録されました。

そのデザインも航空機メーカーの名残か、空の上でプロペラが回っているような感じですが、由来は別のところにありました。

前身のBFWは『ラップ発動機製造』と『グスタフ・オットー航空機工業』という二社が合併した会社で、このラップ発動機のエンブレムとバイエルン州旗の配色を組み合わせたのがエンブレムの由来というワケです😜

聞けば、”なるほど、そうだったのか” ですね。

五輪ならぬ四輪

トリはアウディです。
引用元:Car Me https://car-me.jp/articles/65

「フォーシルバーリングス」と呼ばれるエンブレムがきらびやかですね✨

アウディの歴史は1899年、「アウディの父」と称されるアウグスト・ホルヒ博士が創立した『ホルヒ社』から始まります。

その後、経営陣との確執から1909年、ホルヒ社を離れたホルヒ博士は『アウディ社』を設立。
ここで、アウディの名が誕生しました。

1929年から始まった世界恐慌に喘ぐ中、1932年に、生き残りをかけた4つの自動車メーカー『DKW』、『WANDERER』、『Audi』、『HORCH』が企業連合体である「Auto Union」(アウトウニオン)を結成。

4社の強みを生かし、総合自動車メーカーとしての基盤を固めていきます。

「フォーシルバーリングス」の四輪は、この4社を意味しているということになりますね😉
 

いかがでしたか?
今回は、ドイツの総合メーカー3社のエンブレムストーリーをお届けしました。

ドイツらしい手堅い経営がエンブレムにも表れていて、興味深かったですね。

まだまだたくさんご紹介したいのですが、今日はこの辺で。

次回はどのメーカーのエンブレムの歴史が解き明かされるのでしょうか⁈
お楽しみに~😄

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