kojack-ferrariのクルマ道

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人に歴史あり vol.3 ~エンブレムは語る~

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気になる動物

『人に歴史あり ~エンブレムは語る~』の第3弾は、気になる動物がデザインされたエンブレムに関する歴史を探ります。

前回のドイツ編では、いずれも会社の合併に由来する歴史ということで、いかにもドイツらしいエピソードが聞けましたが、今回はフランスとイタリアのエンブレムの謎を解き明かします。

両国とも素晴らしいクルマを輩出している自動車メーカーがいくつもありますが、その中で気になるのが、ライオン🦁とサソリ🦂

それでは、いってみよう!

強さと切れ味

あまり知られていませんが、世界最古の量産車メーカーであるフランスのプジョー

引用元:Car Me https://car-me.jp/articles/65

このプジョーのエンブレムはライオンがモチーフとされています。

なぜ、ライオンが選ばれたのでしょうか?
そこには、プジョー社の歴史的変遷と深い関わりがありました。

プジョー社は、1810年、ジャン=ピエール=プジョーとジャン=フレデリックプジョー兄弟による製鉄業からスタートします。

それまで製粉業や織物業を営んでいたプジョー家は、この頃から徐々に事業の工業化を進め、ノコギリやコーヒーミル、自転車などの鉄鋼製品を作り出すことに成功しました。

そして、1850年頃より自社の鉄鋼製品を差別化し品質の高さをアピールするため、ライオンのエンブレムを刻印したといわれています。
 

ライオンがモチーフに選ばれた理由は、当時の宣伝広告にありました。

「ノコギリの歯の堅牢さは、ライオンの歯のごとく」
とか
「ノコギリの歯の良い切れ味は、獲物に飛びかかるライオンのごとく」
といったキャッチコピーが使われていたのです。

つまり、力強く鋭い切れ味の象徴が、ライオンということだったんですね。

また、プジョー社発祥の地である、フランシュ=コンテ地方を統治していたブルグント家の紋章がライオンであったことから、これに倣い、守り神であるライオンをモチーフにしたのでは⁈という説もあります。

まさかの…

続いては、イタリアから。

フェラーリランボルギーニなど動物系のエンブレムが多い中でも、異彩を放っているのがアバルト

アバルトオーナーやファンは、”サソリの毒にやられる” といって、その強烈な個性と魅力を称えますが、一体どうして ”サソリ” だったのでしょうか?

アバルトの歴史は、創始者カルロ・アバルトの人生そのものでもあります。

オーストリアに生まれたカルロは、子供の頃からエンジンに興味を持ち、やがてオートバイレーサーとして頭角を現します。
しかし、何度かの事故でレーサーの道を諦めたカルロ。

第二次世界大戦が終わると、新興の自動車メーカー、チシタリアでエンジニアとして働きますが、1948年に倒産し職を失ってしまいます。

何度も挫折を味わいながらも、1949年、カルロは自らの名を冠したチューニングパーツメーカーである『アバルト&C.』を創設し、レースチューナーとして数々の勝利や記録を収めるのです。

本社をトリノに移転したアバルト社は、フィアットとの関係を強め、次第にフィアットチューナーとしての地位を築いていくことに…

と、カルロ・アバルトアバルト社の歩んできた足跡が語られるわけですが、今までのように社史の中にエンブレムの由来となるようなエピソードが見当たらない…
 

それもそのはず。

このサソリ。
実は、カルロの誕生月の星座である蠍座から採用されたものなのです。

まさかの由来ですよね😜

”ナリは小さくても、一撃で相手を倒す” なんていう意味が込められているのかと思いきや、いいえ、ワ・タ・シは蠍座の男… ←若い世代の方には意味不明ですよねww

この由来には若干拍子抜けしたところもありますが、サソリの毒は猛毒。

ホットハッチの世界では熱狂的な支持を受けているアバルト500&595&695など、サソリは健在ですよー👍

まだまだたくさんご紹介したいのですが、今日はこの辺で。

次回はどのメーカーのエンブレムの歴史が解き明かされるのでしょうか⁈
お楽しみに~😄

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