抽象化の真意を探る
『人に歴史あり ~エンブレムは語る~』の第4弾は、ちょっと変わったデザインのエンブレムに関する由来を調べてみました。
前回はフランスの🦁とイタリアの🦂でしたが、今回は、kojackが昔からギモンに思っていた2社を深掘りしましたよ。
それがコチラ👇
フランスのシトロエンとルノー。
どちらも抽象化された何か…だと思っているのですが、果たしてその真意は⁈
言われてみれば
それでは、シトロエンから探っていきましょう。
引用元:MOTA https://autoc-one.jp/citroen/c3/report-426289/photo/0031.html
ハイ、これこれ!
昔はもっと尖がっていましたね。
でも、基本的にお山が二つのデザインに変わりありません。
シトロエンは、フランス人実業家のアンドレ・シトロエンによって1919年に設立されました。
アンドレはエコール・ポリテクニーク(理工科学校)を卒業後、旅行で訪れたポーランドのある機械製作会社で木製のやまば歯車を目にします。
この技術が金属加工に利用できると考えたアンドレは、やまば歯車(ダブルヘリカルギヤ)の生産に乗り出します。
この閃きが見事に的中し事業が軌道に乗ったアンドレは相応の財を成し、第一次大戦が終結した1919年、自動車メーカーとしてシトロエンを立ち上げます。
シトロエンのルーツであり、発展を支えたものこそ、『ダブルヘリカルギヤ』であり、これがエンブレムのデザインモチーフとなっているのです。
なるほど🤔
言われてみれば、やまば歯車そのものでしたね。
ミステリアス
続いては、ルノー。
引用元:クルマのニュース https://kuruma-news.jp/photo/421308
このエンブレムも有名ですね、って最近変えたんですね😅
このひし形は同じですが、立体感のあるものでした。
このルノー。
創立は1898年と古参の自動車メーカーです。
創始者はフランス人技術者のルイ・ルノーとその兄弟で、乗用車や商用車を製造するメーカーでした。
第二次大戦後の1945年に接収される形で国営化され『ルノー公団』となり、その体制が1990年まで続きます。
しかし、アメリカ進出の失敗などで財政再建を迫られたルノー公団は、ボルボとの業務・資本提携で株式会社へ移行し、最終的には1996年に完全民営化。
その後は、日産自動車を傘下に収め、当時CEOだったカルロス・ゴーンが赤字続きだった日産の再建に成功するなど経営手腕を発揮しますが、事の顛末は周知のとおり。
さて、エンブレムの由来ですが、これがねぇ…
なんとも不思議なんですが、ルノー広報もなぜひし形が採用されたのか分かっていないそう😵 そんなことってある⁈
一説には、「ボディ前部の穴?を塞ぐのにひし形が最適だったから」というのがあるそうですが、まさか…
なんともミステリアスなエンブレム。
でも、このデザイン、フレンチっぽいテイストで好感が持てます。
いかがでしたか?
今回はフランスのシトロエンとルノーを掘り掘りしてみました。
ひし形、一体どんな意味を込めて採用したのか、真意を知りたいですね。
まだまだたくさんご紹介したいのですが、今日はこの辺で。
次回はどのメーカーのエンブレムの歴史が解き明かされるのでしょうか⁈
お楽しみに~😄
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