kojack-ferrariのクルマ道

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【整備メモ】F355 ベルリネッタ 純正触媒交換

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触媒の現状

F355Bは購入時からかなりの爆音で、”美しいF1サウンド” というよりただのご近所迷惑😵

商談時にエンジンをかけさせてもらった時から、”これはおかしい🤔” と思っていました。
というのも、以前乗っていたPA型のF355Bは、こんなにひどい爆音ではなかったから。

それに、屋内ガレージでアイドリングしていると頭がクラクラする…
そう、ストレートパイプの触媒レス仕様に改造されていたのです。

これはいけません🙅
有害な排気ガスを排出するし、爆音公害もなんとかしなきゃ🙁

こんな弊害も

kojackのF355Bは99年式XRモデルなので、左右触媒の前後にO2センサーが装着されています。

どうやら前後のO2濃度の差分を計測して燃調(燃料と空気の濃度調整)を決めているらしいのですが、ストレートパイプでは前後でO2濃度に差が出ないため正しい燃調の値が得られません。

結果として燃調が濃くなりすぎてエンジン回転のバラつき、吹け上がりのもたつきが発生していました。

爆音だけでなく、エンジン不調の原因にもなるという弊害も…

これは急いで純正触媒と交換せねば😐💨

交換作業の実際

早速、主治医であるロペライオファクトリーセンターの駒本さんに相談。

すると、驚きのひと言が。

「交換は簡単ですけど、純正触媒、高いですよ~。確か一個60~70万円したはずです。左右だと…」
 

えっ?😱
絶句・・・

触媒は高いものだけれど、二個で120万円以上もするの⁈
買えるわけないじゃん。

絶望の淵に立たされたkojackでしたが、”僕にはヤフオクがついている” 、と何の根拠もない自信が湧いてきました。

早速検索すると、あれま!ありましたよ、XR用の純正触媒(もちろん中身もしっかり詰まっている本物)が。
しかもお手頃価格😙

すぐ落札して、駒本さんに直送ですww

一時は冷や汗💦ものでしたが、なんとか入手して、さあ交換です。
まずは、リフトアップして現状を確認。
前掲のとおり、しっかり耐熱バンテージが巻かれたストレートパイプがお目見えです。


早速、取り外していきます。

ちなみに、この段階では上側の触媒も純正からスパイラルパイプの触媒レス仕様に改造されていたため、写真をよく見るとエキゾーストパイプからバンテージが巻かれたパイプが伸びているのが見て取れます。


ご覧のとおり外側のバンテージ巻のパイプが問題児のストレートパイプ。
内側のちょっと太めのパイプが純正触媒です。


ストレートパイプを抜いたあと、純正触媒をさっくり差し換え。
純正なので一切問題なく交換できました。


取付後、排気漏れを確認するとともに、純正触媒に交換したので、ECU(燃調などを司るコンピューター)の学習作業などを実施し作業完了。

交換後は排気音が静かになったのはもちろん、あれだけグズっていた吹け上がりが嘘のように、ひと踏みで8000rpmを超えるようになりました。

まさにF1サウンド復活👏
F355はこうでなくっちゃね😉

以上、F355Bの純正触媒交換の作業レポートをお送りしました。

ご自分で交換してみようかな、と検討されていらっしゃる方や将来のオーナーさんのために少しでもお役に立てたら幸いです😌

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