=前回のハナシ=
大きな違い
前回のコラムでは、雨の時に上手に運転するコツをお話ししましたが、今回はもう一歩進んで、雨のドライブで気をつけたいことをいくつかお話しします。
雨の日は足元が悪く、歩いていても嫌なものです。
クルマを運転しているとあまり気にならない水たまりも、歩行者にとっては障害物。
一方、傘を差しながら歩く人や自転車は、クルマを運転していると視界の妨げになったり接触の可能性が高まり、危険と感じます。
このように、歩行者目線とドライバー目線では障害となるものの認識に大きな違いがあります。
クルマでは気にならない水たまりも、時速40km/hくらいで通過すれば派手に水しぶきをあげ、そこに歩行者がいれば当然かかってしまうでしょう。
通過車両に水しぶきをかけられたら、どんな気持ちになりますか?
クルマを運転している時に気にならないことでも、周囲に迷惑がかかることは控えましょう。
道路交通法には、次の規定があります。
(運転者の遵守事項)第七十一条 車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
普通自動車を運転中、もし水はねで迷惑をかけたら反則金6,000円です。
思いやりは通ずる
ウチの近所では、傘を差しながらすれ違う時に、少し外側に傘を傾げてぶつからないようにする人が結構います。
これは「傘傾げ」といって、相手を思いやる小粋なマナー。
ほんの一瞬傾けるだけのことで、ほっこりしますね😊
ひとりがふたり、と思いやりが通じて増えていったのでしょう。
傘は思った以上に幅を取り、すれ違いやすり抜けの時に気を遣うものです。
例えば、細い路地で信号待ちをする時、路側帯ギリギリに寄せるのではなく少し中央寄りに停めてやれば、すんなり通り抜けられますね。
傘の先がクルマに当たって傷つけられることもありません。
ほんの少しの思いやりが相手に通じて、だんだんその輪が広がれば、イヤな雨の日も笑顔になれるのでは…
自分を知らせる
雨の日は視界が悪いので運転はイヤなものですが、歩行者も傘を差しているので案外周りが見えていません。
気をつけたいのが交差点。
横断歩道を渡る歩行者の心理としては
”早く渡りたい”
たまに遭遇しますが、こちらが右左折し始めているのに強引に渡ってくる歩行者。
本当にビックリします😱
でも、コレ、歩行者にはこちらの存在が認識されていないのかもしれません。
雨でクルマの音もかき消され、傘を目深に差していれば視界も狭まる。
渡り始めてクルマに気づき、歩行者もビックリ😱
なんていうのが実情でしょう。
ヨーロッパでは古くからそうしていますが、雨の日は昼間でもヘッドライトや補助灯を点けて自分の存在を周囲にアピールしましょう!
音は聞こえなくても、薄暗い空ならヘッドライトの明かりは十分相手に認識されます。
また、雨で距離感が狂う時にもヘッドライトを点けることは有効。
先行車へのアピールにもなりますよ。
いかがでしたか?
雨のドライブで気をつけたいことをお話ししました。
自分が歩行者の時に感じたことは、きっと誰でも感じていること。
歩行者の気持ちが見えていると、雨の日でもスマートに安全にドライブできますよ😉
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