人気車ゆえの
今回ご紹介するのは、フェラーリです。
ネオクラシックと呼ばれる328シリーズの中にあって、意外と知られていない、というより328GTB/GTSの陰に隠れて、いや本当の影のような存在。
それが『フェラーリ・GTBターボ』なのです。
引用元：WIDE http://www.wide19.com/vcsMember/stockdetail/914-1_1146.html
1985年に発売開始となった328シリーズのひとつと言ってよいと思われるほど、外観はほぼ328シリーズ同様です。
違いは両サイドリアホイール手前のNACAダクトとリアバンパーにエアアウトレットがある点くらい。
インテリアも328シリーズのそれにそっくり。
328シリーズが人気車だったこともあり、またGTBターボはイタリア国内専用モデルだったため、その存在は広く知られないことに。
すべて控えめ
存在自体が控えめなだけでなく、エンジンパワーもマイルドになっています。
その理由は、前述のとおりイタリア国内専用モデルにあります。
イタリアの自動車税制上、排気量が2.0Lまでが優遇されるため、このGTBターボは328シリーズ同様V型8気筒ながら排気量は2000ccとなり、IHI製ターボを装着しても254psの出力に留まっています。
ちなみに328シリーズは3.2Lのため、270psと約10％上回っているのです。
また、生産台数も328GTBの1,344台に比べ、GTBターボは308台と極端に少ない点でも控えめですね。
稀少性では…
存在は控えめでも、稀少性では圧倒的にGTBターボに軍配が。
なにせ見たこともないという人がほとんどで、328オーナーズクラブでも1台いらっしゃる程度。
引用元：WIDE http://www.wide19.com/vcsMember/stockdetail/914-1_1146.html
中古車でもめったにお目にかかれないレアモデルですので、大事に乗られるなら一考の価値は十分にあると思います。
プライス的にはほぼ「応談」でしょうが、328シリーズが1,500万円～2,500万円ということを考えると、それ以上というのが妥当でしょうか。
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