冷静だったルクレール
引用元:yahooニュース
F1第11戦オーストリアGP決勝は、7月10日、レッドブル・リンクで開催されました。
今回のオーストリアGPでは、前日にスプリント(100kmレース)が開催され、フェラーリ勢は2位、3位。
速さでは依然レッドブル、メルセデス勢を上回っているものの、チームメイトのルクレールとサインツjr.の両選手が競り合った結果、レッドブル、フェルスタッペン選手の後塵を拝する結果に。
しかし、この展開を冷静に分析したルクレール選手はレース後、
「明日はサインツjr.選手と絡んでいるわけにはいかない。」
と冷静に決勝の展開をイメージしていました。
めまぐるしく変わるトップ
迎えた決勝日。
レースは1周目からサインツjr.選手がメルセデス、ラッセル選手と接触、コースアウトするなど荒れた展開。
序盤からトップのフェルスタッペン選手を追走していたルクレール選手が12周目、ついにフェルスタッペン選手を捉えトップ浮上。
その後、タイヤ交換のため27周目にルクレール選手がピットインし、3位に後退する。
これでフェルスタッペン選手が首位に変わり、約6秒のリードを築く。
しかし、ニュータイヤを得たルクレール選手が猛追。
33周目、フェルスタッペン選手をオーバーテイクし、再びトップに返り咲きます。
この時、フェルスタッペン選手は「タイヤの状態が不安定だ」と無線でピットに申告。
37周目、たまらずフェルスタッペン選手がピットインし、ハードタイヤに交換。
順位を3位に下げます。
49周目、最後のタイヤ交換を終えたルクレール選手でしたが、目の前でフェルスタッペン選手に先を越される展開に。
50週目にサインツjr.選手もタイヤ交換を行ったため、またもフェルスタッペン選手がトップに。
しかし、早めのタイヤ交換でグリップの落ち始めたフェルスタッペン選手に、ルクレール選手がファステストラップを更新しながら猛チャージ!
53周目、スリップストリームから抜け出たルクレール選手がフェルスタッペン選手をオーバーテイクにかかります。
しかし、トップを死守するフェルスタッペン選手。
2台が並走しながら第3コーナーを抜け、次のコーナー手前でルクレール選手が交わし、三たびトップに躍り出ます。
このまま終わるかと思っていましたが、レースは何があるかわかりません。
61周目、トップのルクレール選手が「スロットルがおかしい。」とピットに訴えます。
この後、スロットルが戻らなくなり常にアクセルが開いた状態に!
69周目には、スロットル故障によりシフトダウンもできなくなる非常事態に陥ります。
ルクレール選手のマシントラブルを知ったフェルスタッペン選手が最後の追い上げを見せますが、71周目、何とか逃げ切ったルクレール選手が優勝👑
ちなみにサインツjr.選手は57周目、エンジンから白煙を上げリタイヤ。
フェラーリはイギリスGPに続き2連勝。
ルクレール選手が今季3勝目を勝ち取りました。
ポイントランキング
第11戦を終えた時点でのポイントを見てみましょう。
コンストラクターズポイント(マシン製造者部門(=チーム)のポイント)
1位 レッドブル・レーシング 359pt
2位 スクーデリア・フェラーリ 303pt
3位 メルセデスAMG F1 237pt
ドライバーズポイント(ドライバー部門のポイント)
1位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 208pt
2位 シャルル・ルクレール(フェラーリ) 170pt
3位 セルジオ・ペレス(レッドブル)151pt
4位 カルロス・サインツjr.(フェラーリ) 133pt
コンストラクターズポイントは順位に変動なし。
ドライバーズポイントは、ルクレール選手が一つ順位を上げました。
今季のフェラーリは、速さ、そして強さを見せていますね。
シーズン後半は、セカンドドライバーの走りが鍵となりそうな予感…
次戦はフランスGP。
伝統のポール・リカールサーキットで3連勝を!
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