本日のクルマ
コロ助くんがなかなか収まってくれないので、オーナーズクラブのツーリングも中止、延期続きでストレスが溜まります😞
そんな時はミニカーでも眺めながら、お茶の時間にいたしましょう☕
本日ご紹介するのは、このクルマ👇KYOSYO社製 1:18 『Ferrari 328GTB(1988)』
ピッコロフェラーリと呼ばれる8気筒エンジンシリーズの名作、308の後継モデルとして1985年にデビューした328。
308シリーズから一段とモダナイズされたデザインはピニンファリーナのレオナルド・フィオラバンティによるもので、、歴代フェラーリの中でも最も美しい一台と称され、今でも根強い人気を博しています。
この時代のフェラーリは、鈑金職人の手作業による叩き出しや溶接でボディを形づくり、エンジンも熟練工が手組みで仕上げるなど、一日当たり10台程度しか製造できない完全なマニュファクチャリングの世界でした。
それ故、人気車種であるこの328シリーズでも、1985年~1989年までの間でクーペモデルのGTBが1,344台、デタッチャブルトップのGTSが6,068台、計7,412台しか製造されませんでした。
ミッドシップに搭載されるエンジンは、3.2L V型8気筒DOHCエンジンで270ps/31.0kgf·mを発揮。
前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションにはKONI社製ダンパー(後期の一部はビルシュタイン社製)を装備し、軽量コンパクトなボディと相まって軽快なドライブフィールを味わえます。
detail
このミニカーはKYOSYO社製『GORGEOUS COLLECTION』シリーズの一台です。
面白いのは、当時、フェラーリのミニカー製造に関するオフィシャルライセンスをMattel社が所有していたため、Mattel社プロデュースという形で製造されているところ。
そんな生い立ちのクルマですが、さすが日本の京商。
本家Mattel社の『HOT WHEELS』を凌駕する精緻な造りが随所に見られます。
このスケールでは標準的なアクションですが、フロントボンネット、リアエンジンフード、左右ドアを開閉でき、フロントタイヤはステアリングと連動して左右に可動します。
また、リトラクタブルヘッドライトも可動式で、レンズカットまで丁寧に仕上げられています。
さらに驚きなのは、リアエンジンフード上のエンブレム。
実車さながらのレタリングと色を再現しています。
フロントボンネット下には、ラジエター、スペアタイヤ、またウォッシャータンクなども確認できます。
ウェザーストリップもきちんと表現されていますね。
リアエンジンフードを開けると、サージタンクの細かい塗装やハイテンションコード、ハーネス類が再現されているのはもちろん、なんとVINプレート(車体番号や型式等が表示されているプレート)やCAUTIONプレート(指定オイルや取扱注意を記載したもの)まで作り込まれているのには感嘆😱
また、ビニール製のトランクカバーがヨレた感じも本物っぽい。
各エンブレム類も精緻に表現されていますが、中でもドアミラーに付けられた小さなエンブレムまで再現されているのには感動しました。
内装もこれまでの造りに違わず凝った仕上がり。
オレンジレターのメーターや本革シートの質感、メッキ仕上げのボンネットオープナーやフロアカーペットまで再現。
また、ルームミラー、ドアミラーとも本当に景色が映るんです!
シフトゲートもこれまでご紹介したミニカーとは一線を画すレベルの仕上がり。
リアル感がスゴい。
よく見ると、オーディオの透過照明パネルもきちんと再現されていますね。
惜しむらくは、リアバンパーの塗色が間違っていること。
黒色は308で、328はボディ同色なのです。残念😓
conclusion
さて、いかがでしたか?
本日のクルマ、Ferrari 328GTB
世界には数多くのミニカーメーカーがあり、一台十万円単位の1:18モデルでは実車さながらの精密さで作られているものもあります。
しかし、KYOSYOの『GORGEOUS COLLECTION』シリーズは、その1/10程度のプライスでここまで精緻に作り込まれていて、実車オーナーとしては拍手を送りたいですね👏
非常に良く仕上げられたミニカーです✨
ひと昔前は入門用フェラーリとして比較的手頃な価格で入手できたこのクルマ、しかし登場から37年が経過した今、市場ではネオクラシックモデルとして認知されるようになり、近年ではプライスが急騰。
現在では、1,300万円~2,500万円くらいで取引されています。
ミニカーはまだ新品で購入できる数少ないネオクラシックモデルなので、機会があったら是非ご覧になってください。
フェラーリを代表する、エレガントで美麗なスタイリングを誇る328GTB。
こんなクルマを窓辺に飾るのもオシャレですよ😊
ご馳走さまでした☕
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