kojack-ferrariのクルマ道

~クルマをこよなく愛する人へ~                      ※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

パワステって何? 〜いまさら聞けないクルマのハナシ〜

f:id:kojack-ferrari:20220315085612j:plain
⚠当ブログはアフィリエイト広告を利用しています
今回は、パワステの仕組みのハナシです。

パワステとは?

パワステ」という言葉はクルマを運転したことのある方ならご存知ですね。
パワステ」とはパワーステアリングの略称で、ハンドルの回転を補助する機構のことを指します。
これによって非力な方や停車中でも、軽い力でハンドルを回すことができるわけですね。
また、タイヤからハンドルに伝わる衝撃(キックバック)を軽減する役割もあります。


世界で初めて市販乗用車向けパワステが導入されたのは、1951年、アメリカ・クライスラー『インペリアル』で翌年にはGMがキャデラックに導入、以降アメリカを中心に普及が進みました。

二つのパワステ

パワステには二種類の方式があります。
「油圧式」と「電動式」というものですね。
それぞれの仕組みをご説明します。

【油圧式】
エンジンの出力でパワステポンプ(ベーンポンプ)を作動し、そこから取りだした油圧によって作動します。
自然で滑らかな操舵感覚が特徴で高級車や操舵感覚を重視したクルマを中心に採用されていましたが、現在では電動式の改良によってほとんど装着されなくなっています。

引用元:メカニズモ https://meccanismo.net/power_steering/#google_vignette

この方式はエンジンの出力を利用しているということもあり、走行中はエネルギーを無駄に消費し、エンジン停止中はパワステポンプも停止するためパワステが利かずハンドルが重くなってしまいます。

【電動式】
電動式は、その名の通り電気モーターの力で作動するパワステです。
現代の車では、この電動式パワステが主流となっています。
引用元:メカニズモ https://meccanismo.net/power_steering/#google_vignette

油圧式と違ってエンジンの出力を直接利用しているわけではないため燃費の点で有利ですが、操舵感覚の自然さでは油圧式が勝っていました。

しかし、電動式は低速では軽めの操舵力で楽に据え切り操作ができて、高速走行になるほどに操舵力を増して高い走行安定性を保ち、しかも保舵力は軽めにできるなど、車速やハンドルを切る量に応じて、油圧式よりも幅広く操舵力の特性をチューニングできます。
近年ではラックアシスト式EPS(電動パワステ)の登場によって、油圧式と変わらないレベルの操舵フィーリングの実現が可能となってきています。

故障原因と予防法

パワステが故障するとどのような現象が起きるのでしょうか
油圧式と電動式で故障原因が異なります。

【油圧式】
ステアリング付近から「ウォーン」「ウィーン」等の異音が聞こえたら、PSFパワーステアリングフルードまたはパワステオイル)が不足していることが多いです。
規格や指定粘度等を取説等で確認して、定量まで補充しましょう。

【電動式】

電動式パワーステアリングの異常は、電気系統の故障が原因であることがほとんどです。
急にハンドルが重くなる場合は、ECUやトルクセンサーなどの故障が疑われます。
自分で直すことは難しいので、ディーラーや整備工場に連絡しましょう。

また、電動パワステ停車したままハンドルを切ることを繰り返すと、モーターの温度が上昇して一時的にハンドルが重くなることがあります。
その場合は、しばらくハンドルを動かさすに待てば、元に戻ります。

"こういうブログ興味あるなぁ"、という方は是非「読者」登録をお願いします。
よろしくお願いします。


お読みいただいたついでに
👇をクリックいただけると嬉しいです😄

にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村