kojack-ferrariのクルマ道

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どうしてカックンブレーキになるの? ~ブレーキ上級者になろう!~

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カックンブレーキってなに⁈

カックンブレーキとは、ブレーキをかけた際に荷重(クルマや乗員の重さ)が前方に寄り過ぎて、クルマが停止する瞬間にその反動で後方に揺り戻される現象のこと。

文章にするとちょっと難しいのですが、クルマが止まるたびに乗っている人がお辞儀することですね。

運転したことのある方なら一度は経験があると思いますが、横に乗せた人の頭が ”カックン” となっているのを見たことがありませんか😉

なぜ、なるの?

”カックンブレーキ” になる原因は、ブレーキペダルの踏み方に問題があるからです。

教習所などでは、「ブレーキは数回に分けて踏み(これをポンピングブレーキと呼びます)、最後にぎゅーっとしっかり踏んでください。」なんて教えてくれるので、これを真面目に再現すると派手にカックンとなりますね。

もちろん、この ”教え” は大切なんですが、毎回派手にカックンしていると恐らく誰も横に乗ってくれなくなります😫
 

カックンブレーキになる原因は、クルマが停止するタイミングで強くブレーキをかけることで荷重が前方に偏るから。

同じようにポンピングブレーキなどでブレーキペダルを踏んで(減速)→離して(加速)→踏んで(減速)…を繰り返すと、荷重が前に行ったり後ろに来たりして乗員の身体が前後に揺すられるのです。

ブレーキはスピードを減じてクルマを制動させる装置なので、大切なのはいかに早くドライバーが求めている速度まで減速できるか、ということ。

そのためには、教習所の ”教え” とは少し違いますが、次章のようなブレーキ操作を行うことで、いち早く減速し、かつ、スムーズに停止してカックンブレーキを卒業できます👍

ブレーキ上級者のテクニック

では、運転の上手な人達は一体どのようなブレーキ操作をしているのでしょうか?

そのテクニックを伝授しますよ😉

前章でもお話ししたように、ブレーキは減速したい速度までいち早くスピードを落とすことが重要です。

ここで勘違いしてはいけませんよ!
いち早く減速する=急ブレーキを踏む、というわけではありません。

ブレーキの基本は、教習所でも習ったとおりポンピングブレーキ。
つまり、何回かに踏み分けてクルマを停止させるのです。

しかし、ブレーキ上級者は、この踏み分け方が違います

次のようなブレーキ操作をすることで、スムーズに停止できるだけでなく制動距離(ブレーキを踏んでから停止するまでの距離)も短縮できるようになりますよ。
 

それでは、具体的な操作について。

①初期制動といって、走行中の状態から最初にブレーキを踏んで減速する時は、強めにブレーキペダルを踏みます。
 例えば、時速50km/hで走行していて前方の信号が赤に変わったら、最初のブレーキで時速35km/h~30km/hくらいまで一気に減速する感じです。

②初期制動で35km/hくらいまで減速できたら、ブレーキペダルから足を離さずペダルを少し緩め、停止する位置に合わせてブレーキを調節します。(←ここがポイント。ペダルを離してしまうとカックンになります

③停止に合わせて徐々にブレーキペダルを緩めます。(絶対にブレーキペダルを離しません!

④停止直前、スピードがほとんどゼロになったらクルマは自重で自然に停止するので、ブレーキペダルをさらに緩めます(ほぼブレーキペダルを踏んでいない状態)。

注:ここで愛車のトランスミッションがMT(マニュアル)とAT(オートマティック)では操作方法が変わりますので、愛車がどちらかご確認の上、続きをお読みください。

【MTの場合】
 クルマが自然に停止したらブレーキペダルから一旦足を離します。信号待ちなど停止状態が続く場合は再度ブレーキペダルを踏みます。

【ATの場合】
 クルマが完全に停止するタイミングでブレーキペダルを軽く踏みます。
 AT車クリープ現象(アクセルを踏まなくてもゆっくり前進すること)があるので、完全に停止し続けることはありません。
 そのため、クルマが止まりきる瞬間にブレーキを軽く踏むのがカックンブレーキを防止するコツです。

この操作方法をマスターすると確実に今までより制動距離が縮みます。

そのため、最初は周囲にクルマがいない場所で練習してみてください。

コツが掴めるようになると、いつも踏み始めているところより奥からブレーキを踏んでも、きちんと滑らかに停止できるはずです。

逆に言うと、制動距離が伸びてしまうようでは、初期制動が足りないということです。

繰り返しお伝えしますが、ブレーキはできるだけ短い距離で滑らかに減速、停止できることが理想です。

※ただし、この方法は飽くまでもkojack個人の見解ですので、採用されるか否かは自己責任でお願いします。また、万が一これに起因した事故、トラブル等が発生した場合、当方は一切責任を負いません。

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