減らない事故
昨日のニュースにこんな記事がありました。
静岡市の東名高速で14日、バイクが転倒する事故があり、男性が意識不明の重体です。
14日午後2時すぎ、通行人から「バイクが単独で事故をし、ガードレールにぶつかった」と警察に通報がありました。
警察や消防によりますと、静岡市駿河区の東名高速道路の下り日本平パーキングエリアの流入口付近でバイクが転倒したということで、運転手の40代の男性が意識不明の重体で病院に搬送されました。
警察は事故の詳しい原因を調べています。
引用元:東名高速道路でオートバイ転倒 40代男性が意識不明の重体 静岡市(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b46400b666a2ee5746ae627ed44ff03c15c02c87
記事からは単独事故のような印象を受けますが、実際はどうでしょうか?
パーキングエリアへの流入口は非常に危険な場所です。
本線から減速して進入しますが、制限速度は本線の100km/hから通常は40〜50km/hに半減します。
それまでの速度に慣れて、速度感覚が麻痺しているところへ前車が急減速したら…
また、こういった分岐では予想外の動きもあります。
本線を走っていた車両が、分岐で急に車線変更して流入口に割り込んでくることも。
そこへまだ車速が落ち切っていない車両が遭遇したら…
この事故もそんな因果関係があったのかもしれません。
バイクの場合、急ブレーキやちょっと接触しただけでもバランスを崩して転倒します。
特に速度が出ている時は顕著です。
毎日のように報道されるバイク絡みの事故を見ていると、改めてバイクの乗り方について考えさせられます。
快感という麻薬
kojackもバイク乗りでした。
16歳で免許を取得して以来、15年以上乗り続けていました。
時代が時代だったので、いわゆる "街道レーサー" というやつでしたね。
レーサータイプのバイクだと風の抵抗も少ないので、気持ち良く走っているととんでもない速度になっています。
ライダー目線で見ると四輪車は本当に邪魔で、殊、峠では ”早く抜きたい、前に出て気持ち良くコーナーを攻めたい”、と思うものです。
このように気持ちが抑圧されるほど、解放された時の快感は得も言われぬもの。
飛ばせば飛ばすほど気持ち良い。
胸のすく快感。
ライダーは皆、この快感が病みつきになっているはずです。
まるで麻薬のように。
体験したことのない速度への憧憬。
もっと攻められるのでは?という探求心。
でも、その裏には死神が潜んでいます💀
死神は突然やって来る
kojackは、バイク仲間を事故で何人か失っています。
半身不随で苦労している友人も。
これは持論ですが、”バイクは天性” だと思っています。
いきなり飛び乗っても乗りこなせる人と、いくら練習してもうまく乗れない人に二分されるように感じます。
バイクは四輪以上にセンスが問われる乗り物。
それだけにライディングテクニックだけでなく、事故を予見する力や判断力が求められます。
昔、峠を攻めていた時、センターラインをはみ出してきた大型ダンプと正面衝突しそうになったことがあります。
一瞬の判断で、反対車線に飛び出してダンプの左側に回避しました。
無理に車線に留まっていたら、今頃遠いお空行きだったでしょう。
スピードを出さないことが一番ですが、法定速度内でも判断が遅れれば命取りです。
それ以前に、走行中、事故になりそうな場面を想像できていなければ回避もできません。
アッ!と思った瞬間、死神が突然目の前に現れるのです。
バイクに乗る爽快感は格別です。
その楽しさを多くの人に味わってほしい。
それには身の程を知ることが大切。
四輪でも良いので、一度、峠道を走ってみてください。
連続するカーブを3つも過ぎれば適性が分かります。
もしリズムが悪くてドタバタするようなら、きっとバイクには向いていません。
背中で死神が笑っているはずです。
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