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Ferrariの聖地を訪ねて ~イタリア夢旅行記 後編~

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=前編はコチラ=

聖地マラネロ

何時間走ったのでしょうか。
車窓から見える風景が田舎町風情に変わってだいぶ時間が経った頃、突然耳に飛び込んできた高音のモスキートノート。

思わず窓の下を覗くと、そこには一台の真っ赤なフェラーリが…
並ぶ間もなくバスを追い抜き、美しいカンツォーネの響きとともに消え去っていきました。

”着いたんだ!マラネロに😄”

ほどなくバスはアウトストラーダを降りて田舎道をひた走り、憧憬の地マラネロに到着。

目の前に見えたものは…f:id:kojack-ferrari:20220312140843j:plain何度も繰り返し写真で見た、あのフェラーリ本社の朱色の壁でした。

ついに来たのです、フェラーリ本社に。
得も言われぬ感動で胸が満たされたことだけはハッキリと覚えています。

バスを降りた一行は本社屋に案内されました。
f:id:kojack-ferrari:20220312142419j:plain白と赤を基調としたエントランスホールは整然とした空間で、そこにはF1で数々の勝利を収めたシーンの額や優勝トロフィー、F1マシンのダイキャストモデルが飾られていました。

また、壁にはF1マシンのカウルを模したオブジェがかけられていて、イタリアらしいオシャレな演出。

あちこちキョロキョロと見まわしていると、案内役の女性が現れ何やらGigiに話しています。

話が終わりGigiが通訳してくれた言葉に一同唖然😱
しかして、その内容は…

「『今日は日本からのご訪問ありがとうございました。本当は直接お会いして食事をする予定でしたが、F1ブラジルGPと重なり生憎今現地におります。お詫びのしるしにボローニャリストランテを予約したのでゆっくりしていってください。』とルカ・モンテゼーモロ社長からメッセージが届いています。」

えーっ😱
モンテゼーモロ社長と会食の予定だったの?😱😱
そんなサプライズ聞いてないよー😂😂😂

と、フェラーリオーナーの4人は大興奮。


この後、いよいよお楽しみの工場見学。

当時の製造ラインは、12気筒モデルと8気筒モデルの2ラインで、まだ半分くらい手作りな感じの作業風景でしたね。
見学時は、575Mマラネロ360モデナが作られていました。

当時、既にマセラティのエンジンも製造していて、エンジンラインでは3200GT用ツインターボをテストしているところも見れました。

ひと通り工場を見学した後は、本社前にある、かの有名な『ristorante cavallino』でランチタイム。

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はぁ~、夢のような時間😌
まさか自分がここで食事できるなんて。

でも、サプライズはこれだけでは終わらなかったのです。

衝撃のサプライズ

昼食後、Gigiがにこやかにひと言。
「今日は皆さん、楽しいドライブができますよ。」

またバスで長旅か…
なんて思っていたら、

「皆さん、F40ってシッテマスカ?」

もちろん。
言わずと知れた、フェラーリ社創立40周年を記念したロードゴーイングレーシングカーです。

「今日はフィオラノでF40に乗ってイタダキマス😜」

えっ?
今なんて言いました?
フィオラノでF40に乗る?

えーーーっ😱
そんなサプライズあるのー🤗😆🙌

フィオラノとは、フェラーリ社専用テストコースで、ここでは市販車だけでなくF1マシンのテストも行われるファン垂涎の ”聖地”

そこでF40に乗れる?
フィオラノを走るってこと?

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フィオラノのパドックに鎮座していたのは、紛れもないフェラーリF40。

このクルマはジラール・ペルゴ(GP)所有のもの。
GPのマカルーゾ社長が、モンテゼーモロ社長に会えなかったお詫びに急遽、F40試乗会を企画してくれたのでした。

マカルーゾ社長のご子息はレーシングドライバーで、今回はサイドシートに同乗してフィオラノを走ってくれるというもの。

まさに夢。
これは普通に訪れただけでは体験できないスペシャルサプライズ。

プロドライバーによる試乗ってどんなものだろう…


と、これが凄い、スゴイ!!

本当にいきなり全開走行なんです、ピットを出た途端。
そのまま1コーナーへ進入。

強烈なブレーキングG。
頭を上げる間もなく、またも殴られるような横G。

その後はひたすらGに耐えながら、ペダルワークを見たり、メーターを見たり。
280km/hオーバーまでは確認できました。

走行中、カタコトの英語で会話しましたが、もうなにを話したのかも忘れるほどコーフンして終了。

夢のような時間がまた過ぎていきました。

ため息、また溜息

衝撃的なF40フィオラノ試乗会の後は、フェラーリ本社近くにある『Museo Ferrari Maranello(フェラーリ博物館)』へ。 f:id:kojack-ferrari:20220312153023j:plain

訪れた2002年当時は、フェラーリF1黄金期でM・シューマッハがワールドチャンピオンになるなど栄華を極めていました。

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そのため、展示もF1関連を中心に、黎明期の125Sや166MMなど歴史的なモデルから最新のF50まであらゆるフェラーリがそこここに溢れていました。

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一日中いても見飽きないパラダイス。
ジル・ヴィルヌーヴの126CKを見ていて、あまりのカッコ良さにため息しか出ませんでした😌

かくして、Tifosiの心を鷲摑みにしたフェラーリ博物館をあとにして、バスは一路ボローニャへ。

日も暮れてすっかり冷え込んだ街に繰り出した一行の先に待っていたのは…

そう!モンテゼーモロ社長が予約してくれたリストランテ

残念ながらお会いできませんでしたが、さすがフェラーリ社の社長。
リストランテボローニャNo.1の店で、3時間にわたりフル!フルコースを堪能させていただきました。

極上の料理と美味しいイタリアワインで夢心地。

こうして、フェラーリ聖地巡礼の旅はエピローグを迎えるのでした。

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