※この記事は、2022/2/12に公開した内容をリライトしたものです。
商品概要
スウェーデンのCTEK社より発売されている「CTEK MXS5.0」は、2輪/4輪両用のバッテリーチャージャーです。
全ての12V鉛バッテリーにフルオート対応するマイコン制御型高性能バッテリーチャージャーで、ウェットタイプ、メンテナンスフリー、カルシウム、AGM及びGELタイプのバッテリーに対応しています。
◎特徴
従来のバッテリー充電器との違いは、このバッテリーチャージャーには弱ったバッテリーを再生させる機能があるところ。
次の8ステップで、バッテリーを活性化させながら充電を行い、さらに満充電状態を維持できる、いわばバッテリーコンディショナーといえる商品です。
①ディサルフェーション
過放電によりサルフェーション(硫酸鉛結晶が負極板に固着すること)が進行している場合に電流・電圧パルスを送り、サルフェーションを分解してバッテリー容量を回復する。
②ソフトスタート
バッテリーが充電を受け入れられるかテストする。
③バルクチャージ
急速充電のこと。最大電流でバッテリーに負荷をかけることなく、80%程度まで一気に充電する。
④吸収・浸透充電
規定電圧を保ちながら徐々に電流を絞って丁寧に充電を仕上げる。
⑤分析
バッテリーが充電を保持できるかテストする。
⑥リコンディション
電圧を上昇させ適度な過充電状態にし、バッテリー内で制御された範囲でガスを発生させる。成層化されたバッテリー液はガスにより対流、攪拌されバッテリーの充電能力を回復させる。
⑦フロート
規定電圧を保つことでバッテリー電圧を最高レベルに保持する。
⑧パルスメンテナンス
バッテリー電圧が12.7Vまで下がると14.4Vになるまでパルス充電を行い、常に95~100%の充電状態を保つ。CTEK接続中はバッテリーを監視し、放電するたびに必要量の充電を行い満充電を維持する。
”なかなかやるな🌝”って感じの製品ですね。
詳しいことはわかりませんが、説明書を読む限りバッテリーにはすごく良さそう。
入力:100V AC、50~60Hz、1.1A
出力:最大4.3A、15.8V
使用温度域:-20℃~50℃
バッテリー容量:1.2~160Ah
温度補正:周囲温度に応じた充電電圧補正機能内蔵
本体の大きさ:168mm×65mm×38mm
重量:600g
付属品:ワンタッチコネクター(クリップタイプ)
※壁掛け用ホールも備わっています。
使ってみたら…
実際、使ってみると予想に違わず大変便利です👍
ウチでは3台のクルマに使い回すため、オプションの『コンフォートコネクター』を2個用意しました。
写真左:328GTBはフロントトランク、スペアタイヤの下にバッテリーが搭載されているので、その間からコネクターを引っ張り出してCTEKを接続しています。
写真右:F355Bは右フロントタイヤ前のスペースにバッテリーが搭載されているので、そこから真上にあるキルスイッチの取り付けられているスペースにコネクターを引き出して繋ぐようにしています。
595 compの場合は、リーチできる位置にバッテリーが配置されているので、付属のクリップタイプコネクターで対応しています。
いずれのクルマもバッテリーは購入後3年ほどでそろそろ寿命が近づいてくる頃であり、Ferrari2台は稼働率が低いのでバッテリーの使用環境は良い方ではありません。
また595 compも夜間のチョイ乗りメインの使い方なので負荷が大きいです。
使用方法は、CTEK本体の電源ケーブルをコンセントに差し込み、クルマ側に取り付けたコネクターと本体のワンタッチコネクターを接続するだけ😉
あとは本体のMODEボタンで充電モードを選択します。
基本は、2輪か4輪か選択するだけ。オプションで寒冷地モードとリコンディションモードを選べます。
kojackは原則、F355Bを自宅ガレージに格納しているので、これに常時接続し、週一くらいで595 compを、月一程度で328GTBを充電しています。
CTEKの優れたところは、常時接続しても温度管理しながら、ごく低電圧で充電してくれる点。
これなら過充電によるバッテリー攻撃もなく安心して放っておけるww
実際にステップ7のフロート(フル充電)までにかかる時間ですが、実績で見ると週一の595 compで1.5~2時間、月一の328GTBで6~7時間といったところ。
まあ、接続したら放置プレイなので別に何時間でも問題ありませんが、屋外の場合、悪天候とか盗難被害の心配がありますからね☔
当たり前ですが作動音などもなく(もしくは聞こえないレベルで)人畜無害です😄
評価
【😄なポイント】
・コネクターを繋ぐだけの簡単接続
・安心のマイコン制御による充電管理
・スッキリしたデザインで直感的にモード選択可能
・バッテリー上がりの恐怖から解放されます
【😞なポイント】
・機種がたくさん発売されていて選択に迷う
・お値段がそこそこお高い(市場価格で15,000~20,000円程度)
・電源ケーブルが太く、気温が低いと固くなって扱いにくい
・本体塗装が弱くちょっと当てただけでも傷だらけになる
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