個性的なクルマたち
ウチにある3台はどれも個性的。
特に2台のフェラーリは、どちらもそれなりに乗り方というかルールのようなものがあり、それに背くと上手くは乗らせてくれません。
中でも、328GTBは古い分だけクセが強くて、特に乗り始めはゆっくり焦らず時間をかけて、クルマと対話しながらドライブしないと、いろいろと文句を言ってきます😉
その代表がシフトチェンジで、ギヤオイルの油温が十分に温まらないと、2速へのエンゲージで盛大な音を発してドライバーをビビらせます。←本当に心臓に悪い😱
こんなクルマたちの面倒をみてくださる主治医には感謝しかありません😌
何気ないスゴ技
先日、朝活でその328GTBに乗ったのですが、暖気に時間がかかるので、水温計の針が動き始めたところでゆっくり走り出しました。
エンジンオイル、ギヤオイルの油温はゆっくり走りながら徐々に上げる感じで、のんびりドライブ。
なので、アクセルをジワっと踏んでエンジン回転を急激に上げず、そぉーっと走るのです。
1速から2速へ…
シフトチェンジしながらも頻繁に油温計をチェック。
何気ない動作、当たり前のことのように思えるのですが、きっと328オーナーの方なら驚くかもしれません。
"油温も上がらない状態で、回転も上げずに2速⁈"
なんて思われるかも…
でも、ウチの328GTBはいとも簡単に、何の抵抗もなくスコッと2速のスロットに入るのです。
特別な操作はしていませんし、そもそもドライバーはそんな技量も持ち合わせていません。
その秘密は…
主治医のスゴ技なんです。
たぶん、328のシフトのクセを知らない方が乗ったら、全く気づかないくらい当たり前の動作を見せるので、前述の音がするなんて信じてもらえないと思います。
それくらい自然に、スムーズに各速へシフトチェンジできるように調整していただいています。
駒本さん、いつもありがとうございます😭
これにすっかり慣れてしまって、ギモンにも思わず乗っていましたが、朝活を終了してガレージに格納してからふと気づいたくらい何気ないことにしてしまうところに、プロの技術を感じます。
職人魂
主治医であるロペライオファクトリーセンターの駒本工場長は、とても気さくで、明るく楽しい方ですが、メカニックとしての知見、経験、そして勘の鋭さは超一流です。
そして、お付き合いして感じたのは、何よりプロとしてのプライド=職人魂を持った方だということ。
その好例が前項でお話ししたシフトロッド調整でしょう。
簡単なように見えて、実は構造的に非常に難しい調整作業なのです。
しかも1速から5速までどのシフトポジションもスムーズにエンゲージできるようにするとなると、メカニックの技量が試されることに…
それを難なく仕上げてくださる駒本さんには、ただただ敬服します🙇♂️
納車されて、劇的に改善されたシフトフィールについて感想をお伝えしたところ、駒本さんが一言。
「一応、どこもスムーズに入るように調整しました。ギヤオイルが温まらなくても入ると思います。」
最後の一言に職人魂を感じますよね〜。
オーナーなら誰しも経験しているあの苦労を見事に解消しながら、サラッと言ってのけるところがプロのプライド。
古いクルマに乗るとつくづく主治医の大切さを実感します。
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