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今回は、ハイオクガソリンのハナシです。
ハイオクとは
ガソリンエンジンのクルマに乗っていると必ず必要になるのが給油、つまりクルマにガソリンを注入すること。
どんなに燃費が良くてもいつか燃料タンクは空っぽになるので、その前にガソリンスタンドで給油しなければなりません。
ガソリンスタンドに着いていざ給油しようとした時に、フルサービスでもセルフサービスでも直面する問題がガソリンの種類の選択。
そう！レギュラーにするかハイオクにするか、の選択です。
貴方はいつもどちらを選んでいますか？
というか、どちらが正しいのかご存知ですか？
それには、まずレギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いを理解しないといけませんね。
そもそも「ハイオク」って何のことなのでしょうか⁈🤔
「ハイオク」とは「高オクタン価ガソリン」の通称で、オクタン価が高いことを意味しています。日本独特の呼称です！
一般的には「プレミアムガソリン」と呼ばれていますが同じものです。
オクタン価とは、ガソリンエンジン内での自己着火のしにくさ、ノッキング（キンキン・カリカリなどと金属性の音や振動を発する現象）の起こりにくさを示す数値で、オクタン価が高いほどノッキングが発生しにくく（燃えにくく）なります。
日本工業規格（JIS）の規定では、オクタン価 “89以上” のガソリンを「レギュラー」とし、さらに高い値の “96以上” を「ハイオク」としています。
どちらを選ぶか
レギュラーとハイオクの違いが分かったところで、さてどちらを選べばよいか、ということになりますが、これは簡単です。
クルマごとにガソリンの種類が予め定められているからです。
給油口の蓋の裏側や運転席ドア横などに「無鉛レギュラー」とか「無鉛プレミアム」とシールが貼られています。また、愛車の取説を確認すれば、必ず「この車には無鉛プレミアムガソリンを給油してください。」といった記述があります。
搭載されるエンジンによってレギュラーかハイオクか決められているのです。
また、輸入車の場合は基本的に全てハイオクが指定されています。
その理由は、オクタン価の基準の違い。
前述のように日本では「レギュラー」はオクタン価89以上ですが、ヨーロッパではオクタン価91以上（一般には95といわれています）と規定されているので、日本のレギュラーガソリンではノッキングが発生しやすくなるためハイオク指定となるのです。←べつに高級車だからハイオクなわけではありません😜
では、ハイオクガソリン指定のクルマにレギュラーガソリンを給油したらどうなるのでしょうか？
基本的にはハイオク仕様車にはレギュラーガソリンを入れてはいけません。
なぜなら、指定ガソリンの規格に合わせたエンジンとしているので、異なるガソリンを入れると性能が低下するどころか、エンジンが壊れる原因にもつながるからです。（一度間違えて給油したくらいでは殆ど問題ありませんが😉）
特に輸入車や超高性能エンジンは厳禁です。
逆に、レギュラー指定のクルマにハイオクを入れたら…
レギュラー仕様車はレギュラーガソリンを使用した場合に、最大のパフォーマンスを発揮できるよう設計されています。
ハイオクを入れたところでその性能を発揮できるわけではないので、わざわざ割高なハイオクを入れるメリットは少ないといえるでしょう。
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