kojack-ferrariのクルマ道

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【整備メモ】328GTB エアフィルター交換

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※この記事は、2021/11/30に公開した内容をリライトしたものです。

エアフィルターの現状

328GTBの整備記録によると、2014年、29325kmの時に交換が行われています。

ご自分の愛車の健康状態を管理する上でも何らかの形で整備記録を残しておくと、記憶違いによる整備漏れなどを防止できるのでオススメです📝
 
それでは328GTBの現状はどんな感じでしょうか。
最後の交換から7年が経過し、交換時点(2021/11/30)での走行距離が34660kmですから5335km走ったことになります。

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元々装着されていたエアフィルターも純正品のようですが、写真右の新品と比べると外枠のラバーも変色して濾紙もかなり汚れていますね。

これは交換時期に来ていると思われます。
 
汚れたままのエアフィルターを使用し続けると、濾紙の目詰まりから空気を効率的にエンジンに取り込むことができず、パワーダウン、燃費悪化などを引き起こす可能性がありクルマによくありません。

交換パーツはどこで調達?

オイルフィルターやエアフィルターのようなものは、メーカー純正品のほかにアフターマーケット品も多数販売されています。

機能的にはほぼ同じですが、品質や方式に差があります。
 
328GTBの場合、箱型のエアクリーナーボックスが上下に分割され、間にエアフィルターを挟み込む形で固定するので、フィルター外枠のラバー部分の造りと精度で性能やエンジンの調子にも影響が出そうです。
 
純正品はその点では心配ありませんが、吸気効率(エンジンに空気を取り込む率)の観点で考えるとアフターマッケート品でも優れているものもあります。


 
エアクリーナー専門メーカーから発売されている濾紙やスポンジにオイルを浸み込ませた「湿式」タイプのものがそれです。

これだとゴミや異物をキャッチしやすく、濾紙やスポンジの目も粗めで空気を取り入れやすくなります。

では、どこで調達するのか?

kojackは原則純正品を採用しているので、Ferrariの純正パーツを数多く取り扱っている某パーツ屋さんにお世話になっています。

ここは純正品のほかFerrari社が認めた純正同等品なども取り扱っていて重宝しています。

もちろん正規ディーラーでも扱っているところもありますが、年式の古いクルマの場合は大抵取り扱いが終了しているので、車種別の専門店やパーツ屋さんを見つけるのが得策です。
 
ちなみにチェーン系の自動車用品店では純正パーツはあまり取り扱っていないので、専門店をネットなどで検索してみてください。

純正パーツの場合、ほとんどの店では純正品番を明記しているので、商品紹介画面に記載されていればそれが目印です。

アフターマーケット品はチェーン系自動車用品店のほかネットなどでも気軽に入手できます。 

それでは交換作業にまいりましょう。

交換作業の実際

今回は比較的簡単な作業なのでkojackが自分で交換してみました。
その様子をご覧いただきます。

まずは現況から。f:id:kojack-ferrari:20220307153837j:plain黒い長方形の箱がエアクリーナーボックス。この中にエアフィルターが入っています。 
エアフィルータを取り出すため、エアクリーナーボックスを分解します。

必要な工具は一つ、5mmのヘキサゴン(6角)ドライバーだけでOKです👌

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取り外すボルトは写真左側の黄色丸の4か所のみ。

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写真左側のようにドライバーを立ててボルトを緩め、抜き取ると、写真右側のようにエアクリーナーボックスの上側を持ち上げることができます。



古いエアフィルターが見えました。
外枠の青いラバー部分をつまんで古いフィルターを抜き取ります。

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写真左側:使用済みと新品の比較。使用済みのフィルターは外枠のラバーが変色して、濾紙の部分も黒く汚れています。

よく見ると濾紙の間に虫の死骸や枯葉、異物が挟まっていました。それだけ仕事をしていたという証であります。

写真右側:新品をセットしたところ。このフィルターは外枠がとても柔らかいラバーで囲まれていますので、片手でラバー部分だけつまんで持つと濾紙部分がぐにゃっと折れ曲がります。取り付ける際は片手を濾紙部分の下に添えてフィルターが変形しないようにしてエアクリーナーボックスに挿し込んでください。

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エアフィルターをエアクリーナーボックスにセットできたら、取り外したボルトを締め込んでいきます。

写真左側が締め込む前の状態、写真右側が締め込んだ後の状態です。
違いが分かりますか?
よく見るとエアフィルターのラバー部分の高さが違います。
 
328GTBのエアフィルターはラバー部分がエアクリーナーボックスに挟まれる形で密閉されるので4か所のボルトを均等に締め込むのがコツです。

1か所だけ強く締め込むと他が浮いて外から直接ゴミが入り込むので要注意!
 
また、エアフィルター外枠のラバーがガスケットの役割を兼ねているため、あまり強く締め込むとラバーを潰す可能性があるので、写真右側のように適当な高さまで締め込んだらOKです👍

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写真左側のようにフィルターの密着具合を確認できる点検窓がありますので、ここで最終確認します。

しっかり取り付けられたら完成です。
作業時間は、約10分。

エアフィルターの枠が柔らかいので、持ち運びだけ注意していただければ問題なく交換できると思います😄
 
以上、328GTBのエアフィルター交換の作業レポートをお送りしました。

交換作業を検討されていらっしゃる方や将来のオーナーさんのために少しでもお役に立てたら幸いです😌

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