kojack-ferrariのクルマ道

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人もクルマも譲りあい ~狭隘道路ではルール+マナー~

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はみ出し厳禁

2022年9月26日のニュース

埼玉県毛呂山町下川原の東武越生線川角駅周辺で、危険な道路が長年の懸案となっている。
付近には学校が複数立地。駅前は道幅が狭く、ロータリーもないため、徒歩の学生らと接触しそうになりながら車両がすり抜けていく。
近年、町は整備案を示し、課題解決の具体化に動き出したものの二転三転。
川角駅周辺地区整備協議会を設けて議論を進めているが、早期の事業着手につながるかは見通せない。
9月下旬となり、大学の後期授業が始まって学生が戻ってきた。
22日朝、駅に電車が着くと、下車した通学客らでごった返す。
頻繁に行き交う車やバイク、自転車。城西大3年生の女子学生(22)は「スピードを出す車もあって怖い。早く安心して歩ける道になってほしい」と願う。(一部抜粋)
引用元:怖い…スピード出す車、ごった返す人々の中を通過 駅周辺で毎年事故、解決へ二転三転 ガードレールなし(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/d4b408a2f1a282a037a8d49c31a320e3adcbee25

地方都市や古い街でよく見かける駅前の狭隘道路(道幅の狭い道路)。
朝晩の通勤・通学時には歩行者や自転車が多く行き交う中、クルマの往来も激しくなります。

記事の中でもクルマのスピードが出ていて怖いという意見も。
また、歩行者に接触しそうになりながらクルマがすり抜けていく、とも記されています。

kojackの住む街でも同じように、駅前に向かう道路は車道幅員2.7m程度の一方通行で、両側に1.0m程度の路側帯が設置されている、いわゆる狭隘道路。

近くに小学校や高校、大学があるだけでなく、この通り沿いに進学塾がいくつかあることもあって、学生も多く行き来しています。

この道路は制限速度30km/h。
左右の路側帯に歩行者や自転車(逆走車がほとんど)が溢れ返る中をスピードを出して走るクルマは滅多にありません。 毎日通っているのでたぶん間違いなし

バスや大型車は、車幅が幅員いっぱいのため自転車より遅い速度で走行しています。

なぜか?

その理由は、歩行者が車道にはみ出しているから。
時には3人、4人が並んで闊歩し、クルマが接近してもお構いなし。

道路沿いの居酒屋から出てくる酔客に至っては、クルマが通過する直前、故意に車道に飛び出すなど傍若無人な行為が横行しているため、ドライバーは自己防衛のため徐行しています。


車道と路側帯。
人とクルマがお互いに通行するための道路をきちんと区分してあるのに、全く無視している歩行者が多過ぎます。

車道にはみ出すのは本当に危険!
絶対に止めてもらいたい違法行為です。

歩行者の通行方法

違法行為、と書きましたが、何に違反するのかといえばもうお分かりですね。
道路交通法(道交法)です。

道交法第10条には、歩行者の通行区分が規定されています。

歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄って通行することができる。

2 歩行者は、歩道等と車道の区別のある道路においては、次の各号に掲げる場合を除き、歩道等を通行しなければならない。
一 車道を横断するとき。
二 道路工事等のため歩道等を通行することができないとき、その他やむを得ないとき。」

法律にも明記されていますね、路側帯と車道の区別のある道路では路側帯を通行しなければならない、と。

これを無視して車道を通行した場合、警察官は通行方法を指示できます。

道交法第15条
「警察官等は、第十条第一項若しくは第二項、第十二条又は第十三条の規定に違反して道路を通行している歩行者に対し、当該各条に規定する通行方法によるべきことを指示することができる。

そして、この指示に反して車道を歩き続けた場合、罰則が適用されます。
 

道交法第121条第1項第4号
「次の各号のいずれかに該当する者は、二万円以下の罰金又は科料に処する。
四 第十五条又は第六十三条の八の規定による警察官等の指示に従わなかった者

みんなで築く安全な交通社会

ドライバーなら誰でも、”歩行者をはねたい” なんて思うわけがありません。
だから、歩行者に最大限気をつけて走行するのです。

事故が起きればクルマが悪い、と非難されますが、果たして本当にクルマだけが悪いのでしょうか?

誤解のないように記しておきますが、歩行者を責めているのではありません。
kojackは歩行者の時も道交法を厳守して、事故を誘発しないよう常に注意していますよ。 

歩行者にも道交法や交通ルール、マナーを守ってほしいのです!

どこを歩く時も同じですが、特にこういった狭隘道路では、人とクルマが譲りあい、ルールやマナーを厳守しないと気持ち良く通行できません。

一件でも交通事故を減らして暮らしやすい交通社会を築くためには、みんなでルールを守ることが絶対条件です。

是非、歩行者となる時も道交法や交通ルールにお気をつけください。

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