ルールさえ守れば…
6月7日、こんな事故が発生しました。
三重県津市で7日午後3時頃、自転車に乗っていた男子中学生がダンプカーにはねられ、重体とみられています。
警察などによりますと、7日午後3時頃、津市桜橋2丁目の信号のある交差点で、自転車に乗った男子中学生が走ってきたダンプカーにはねられました。
男子中学生は病院へ搬送されましたが、全身を打つなどして重体とみられています。 警察はダンプカーの運転手から話を聞くなどして、事故の状況を詳しく調べています。
現場はJR津駅から東に600メートルほどにある住宅街です。
引用元:中学生が全身を打つなどし重体か…自転車に乗っていてダンプカーにはねられる 住宅街にある信号交差点で(東海テレビ) - Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/06c232747b3790a827eb752f017022ae8b408e17
警察の検証中なので、本件がどのような原因で事故が発生したのかはわかりません。
しかし、同様の事故は以前から散見されます。
本件のように、左折する大型車と横断歩道を横断する歩行者や自転車による事故の原因で多いのが、大型車の直前を渡ろうとして巻き込まれる事故。
さすがに、横断歩道を横断中の歩行者を視認しながら左折してはねるドライバーはまずいません。
あり得るとすれば、ながら運転といったケースでしょう。
道路交通法(道交法)第38条の規定により、横断歩道を歩行者が横断中は、車両は一時停止しなければなりません。
一方、道交法第13条で、「歩行者は、車両等の直前又は直後で道路を横断してはならない。」とも規定しています。
双方がこのルールを守っていれば事故は起きません。
無理は禁物
街でよく見かける光景ですが、横断歩道手前で左折待ちをしている車両が横断中の歩行者をやり過ごし動き出した時に、車両の直前をかすめるように自転車が無理矢理突っ込んでくることがあります。
これは飛び込み自殺のようなもの。
すでに車両が動き出しているわけですから、すぐには止まれません。
また、進入してくる方向によっては車両の死角に入りドライバーには見えていない可能性も…特に大型車は死角が大きく、車両の直前・直後や左右側面はほとんどドライバーから見えていません。(補助ミラーで確認できるようになっていますが…)
そのため、ドライバーは轢過するまで気づかないことも多いと思います。
くれぐれも無理は禁物ですよ!
内輪差に気をつけて
もう一つ、大型車が来たら気をつけていただきたいのが、「内輪差」
クルマを運転しない方には耳慣れない言葉ですが、これは、車両が左右折する際、内側を通るタイヤの軌道に前後差が生じることを指します。
平たく言えば、前輪より後輪の方が道路の内側を通るということ。
さらに言えば、大型車になるほどその差が大きくなります。
交差点で、歩道の端ギリギリや車道に出て信号待ちをしている人や自転車を見かけますが、こういった場所は大型車が左折する際、内輪差で巻き込んでしまう可能性が高いです。
後方から大型車が来ると歩行者等は車両の軌道を推測できないため、気づいたときには巻き込まれている…
こうならないためにも、
とにかく大型車には近づかないこと!
これが一番の安全対策です。
また、前述のとおり、車両の直前・直後を横断することは道交法違反でもあるので絶対に止めましょう!
痛い目に遭ってからでは遅い交通事故。
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