中古車はコワイ⁈
昔からクルマ好きだったkojackは、友人などからクルマ選びを頼まれることが多かったのですが、選定条件を聞くとよく言われたのが、
「中古車はダメ」
という言葉。
何で？と聞くと、皆、決まって
「中古車はコワイ😰」
”事故車だったら…”
”すぐ故障するかもしれない”
”汚れていて気持ち悪い…”
なんだかヒドイ言われようですが、実態としてこういったユーザーが多いのも事実。
そして、もう一つよく言われたのが、
「中古車はその良し悪しを判断できないけど、新車なら安心。」
という意見。
確かに一理あるし、中古車を見極めるスキルは誰でも持ち合わせているわけではないので前述のような心配に陥るのでしょう。
こういう意見を聞かされた時、必ずお話しすることがあります。
それは…
「新車というのはお店に飾ってある時までですよ。ナンバー登録をした瞬間から中古車なんです。そして、クルマは常にメンテナンスしてあげないと、新しくても故障することもありますよ。」
ということ。
いくら真新しいクルマでもろくに洗車もせず、乗りっぱなし、放りっぱなしではあっという間にオンボロ中古車になります。
新車だから安心なのではなく、日頃からきちんと面倒をみてあげて、しっかり手入れをしたクルマが安心なのです。
中古車のススメ
以前、当ブログで中古車の選び方についてお話ししました。
中古車はその名のとおり誰かが一度は乗ったクルマなので、状態や品質はピンキリ。
程度の良いクルマを選ぶのは簡単ではありません。
でも、中古車にはいくつものメリットがありますね。
まず、安いこと。
当たり前ですが、新車に比べ圧倒的に価格が安い。
そして、新車では手に入れることができないものを買える。
例えば、新車で購入しようとお金を貯めていたら、モデルチェンジしてしまいもう買うことができないクルマでも、中古車市場にはたくさん並んでいます。
期間限定で登場したものの抽選漏れで買えなかったモデルでも、時が経てば中古車として出回ることもよくあります。
新車は今メーカーが作っているモデルしか買えませんが、中古車なら好きなモデルを選び放題！
しかも、たくさんある中から宝物を探し出す楽しみまでついてきます😉
そう、新車はオーダーしたら、個体を選ぶこともできず工場から出てきたクルマに乗るしかありませんが、中古車なら同じモデル、同じ仕様、同じ装備のクルマが複数あって気に入った個体を選んで買うことができるんです。
もちろん、『中古車選びのコツ』にも書いたようにリスクもありますね。
隠れ事故車とか修復歴ありの個体、キズや凹み、臭いなどなど…
でも最近では、ネットなどでも様々な情報が提供され、選定ポイントなども勉強できるので、覗いてみるのも面白いと思います。
また、カーケア専門店も増えているので、小傷や凹み、消臭といった作業もプロにお任せすれば解決できます。
新車を買って、”その日にぶつけた～😩” と凹むより、中古車で気楽に楽しみ、メンテにお金をかけるのもオススメですよ。
イギリスで人気の…
kojackはテレビのクルマ番組もよく見ていますが、CSディスカバリーチャンネルのプログラムにこんなのがあります。
www.youtube.com
『名車再生！クラシックカーディーラーズ』
本国では『Wheeler Ⅾealers』というタイトルで放送されている人気番組だそうです。
その内容は、古くなった車（時には不動車）を買い付けて自分で修理や改造を施しレストアしていく作業風景を、メカニックが詳細に説明しながら進めていくといったもの。
日本の自動車番組は、総じて新車を評論家が乗り回し、メーカーに媚びた美辞麗句を並べて褒めちぎるものばかりですが、この番組は、あくまでDIYを前提として中古車をいかに安く、確実に修理するかがテーマ。
そのため、作業中に「ご自分で作業すれば○○○ポンドの節約になります。」とか「もし、業者に依頼したら○○○ポンドかかるでしょう。」といったコスト面での示唆も行われます。
また、修理のコツやトラブルの対処、廃棄物の処理方法など、サンデーメカニックが自分で作業するための知恵も紹介することで、修理代を抑え、途中で投げ出すことなくレストアやメンテナンスを完遂できるような番組構成となっています。
この番組を視聴していていつも思うのですが、この番組が成立するということは、
”イギリス人がいかに古いクルマや中古車を大切にし、かつ、自分でメンテナンスすることを楽しむ国民なのだろう”
ということ。
こうやって、くたびれたクルマを自分の力で生き生きと蘇らせて、またその走りを楽しむ。
これって、今頻繁に叫ばれているSDGsにも通ずる取り組みとも思えるし、なによりクルマを愛して、クルマを楽しむ文化だと感じます。
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