ナビにもいろいろありますが…
”カーナビゲーションシステム”
通称『カーナビ』、最近ではもう『ナビ』ですよね。
このナビ、お使いの方も多いと思いますが、形態とか記憶メディアとか、いろいろな種類があります。
このあたりから整理していきましょう。
①形態
形態は二つに分類できます。
一つは、本体サイズ。
これは、世界的な統一規格である「DIN(Deutsch Industrie Norm)」というドイツの工業規格で定められた、
1DIN→横幅180mm、高さ50mm
2DIN→横幅180mm、高さ100mm
という大きさ。
世界中のクルマに、原則この規格に合わせて設計されたナビやオーディオが装備されています。(最近は独自設計のものが増えてきましたが…😅)
もう一つは、取付方法。
こちらは様々で、ダッシュボードの中に取り付ける「インダッシュ」、ダッシュボードの上に据え付ける「オンダッシュ」、また持ち運び可能な「ポータブル」、そしてナビが普及した最近ではメータパネル一体型のインフォメーションシステムなどがあります。
②記憶メディア
続いて、地図ソフトを記憶するメディアにも種類があります。
現在、使われているのは次の4つ。
「DVD」
現役では最古参となったDVD。
それまで主流だったCDよりはるかに大容量でしたが、シークタイム(データ読込速度)がHDDに劣るため現在ではほとんど見られない。
「HDD」
PCの補助記憶メディアとしては現在も主流のハードディスク。
大容量のデータを記憶できるのが最大のメリット。
「SD」
DVDやHDDのような物理ディスクを持たないフラッシュメモリ型記憶媒体。
HDDと遜色ない性能かつ安価なため現在主流となっている。
SDカードの交換によるデータのやり取りが容易。
「SSD」
半導体メモリを物理ディスクのように使用できる補助記憶媒体。
HDDの5倍ほどのデータ転送速度で振動にも強い。
普及して間もないため、SDカードほど容易に交換できないのが難点。
次世代型のナビ
次世代型として近年急速に採用されているのが、「インフォテインメントシステム」。
ナビや音声通信、音楽や動画のマルチメディア再生、電子メールへのアクセスや検索など、インフォメーション(情報)とエンターテインメント(娯楽)を融合させたマルチメディアシステムです。
このシステムを活用したナビの最大の特徴は、スマホのナビアプリをディスプレイにそのまま映し出せること。
「Apple Car Play」や「Android Auto」といった機能によってスマホと連動させ、地図やナビアプリを利用できます。
つまり、常に最新の地図データを使ってナビゲートしてくれるということ。
これは画期的なことですよ。
従来型ナビの一番の難点は地図データの最新化が必要なこと。
毎年次々と変わる道路や街の情報を更新しないと、ナビの価値は半減してしまいます。
もちろん ”そこそこ使えれば問題なし" という方には不要なことですが、高速などを走行中、地図にない路線に出くわすと慌てるものです💦
そんな心配から解放されるナビアプリ。
しかも「yahooカーナビ」をはじめとする無料アプリが使えるので、初期投資も不要ということになります。
"使える" ナビの条件
ナビがあると方向音痴な人でも安心して目的地まで辿り着くことができます。
でも、ナビによってはその目的地を設定するまでがひと苦労、といったものもあります。
それでは、一体どんなナビが ”使える" ナビなのでしょうか?
kojackの独断ではありますが、これまでCD、DVD、HDD、SD、インフォテインメントシステムなど様々なナビを利用してきた経験から、二つの条件に絞ってお話しします。
なんといってもナビで一番重要なのは、
『地図検索の速度』
昔のCDナビなどは、ナビが考えている間に次々と交差点を過ぎ、しまいにはぐるぐる同じところを周回して…なんてこともありました。
ナビは走行中も常に渋滞回避ルートなどを検索しているので、リルート(再検索)が頻繁に起こります。
そのため、地図データの検索が遅いと曲がるべき交差点を通過してしまうこともあり、適切なルートで目的地まで進行できないことになります。
検索速度の速いナビはストレスが軽減され、運転にも良い影響をもたらしてくれます。
正確な音声案内…曲がるべきポイントをいかに簡潔明瞭に伝えてくれるか、が評価ポイント
ナビを使っていて気付くのは、案外ナビ画面は見ていないということ。
走行中は前後左右に気を配っていて、ナビを見ているほど余裕がないのが普通だと思います。
そこで重要な役割を果たしてくれるのが、
『音声案内』
なかでも、曲がるポイントをどう表現してくれるかによって、その評価が分かれます。
kojackが現在使用しているパイオニア製ナビは、この点で大変優れています。
事前予告として700m手前、300m手前での案内もありますが、これは普通のこと。
ここからがスグレモノ。
初めて使った時に驚いたのが、二つの案内方法。
一つ目は、交差点や曲がり角の目印となる建物や店舗の名前を教えてくれること。
「300m手前を右に曲がります。左手にローソンがあります。」といった具合。
二つ目が、曲がるべきポイントをズバリ教えてくれること。
「ここです!!!」と断言口調で案内してくれます。ww
これには驚きました。
これまでのナビは、曲がり角の手前30mくらいで案内するので、交差点が近接している市街地などでは、ココなのか、次なのか判断に迷い、通過したら結局手前だった😫ということがよくありました。
ところがパイオニア製ナビは、曲がるべきポイント10m以内くらいで、「ここです!!!」と断言してくれるので、迷うことなく(迷う暇もなく)自信をもって曲がれます😉
これは本当にありがたい機能です。
特に初めて訪れる地では迷うことも多いので、目印を教えてくれたり、はっきり断言してくれる音声案内は心強い味方になりますね。
他にも、青信号になったら教えてくれたり、オービスを知らせてくれる機能など助かるものもありますが、ナビの本分である「正確な道案内」という点で、この二つの条件をしっかり満たしている機種が ”本当に使えるナビ” ではないでしょうか😊
いかがでしたか?
今回は使えるナビの条件についてお話ししました。
これからナビを買い替えよう、とか、クルマ購入時にナビを付けたいとお考えの方のお役に立てたら嬉しいです😉
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