⚠当ブログはアフィリエイト広告を利用しています
今回は、F355ベルリネッタの車検のハナシです。
F355Bの現状
F355ベルリネッタは、いたって快調で特段支障のあるところも見つかっていません。
それ故、クラブのツーリングなどでも快音を響かせながら元気に走っているのですが、如何せん車齢26歳の高齢車ですから、見た目は若くとも信頼できる主治医による定期健診はかかせません。
今回は車検ということで、いつもどおり主治医であるロペライオファクトリーセンターの駒本工場長にお任せして隅々まで点検整備してもらいます。
また、タイミングベルト交換の時期(前回交換から5年経過)なので、併せて整備してもらいます。
杞憂に終わる
フェラーリ、わけても車齢の過ぎたモデルで一番の心配は、車両火災。
328シリーズのフューエルバランスチューブや360モデナやF430のフューエルポンプなど致命的な持病に起因した火災が散見されます。
かくいうF355シリーズもリコール対象モデルとして、次のとおり国交省に届出されています。
①エンジンルーム内において、燃料パイプと冷却水ホースのクランプの間隙が不足しているため、走行中の振動等により燃料パイプが当該クランプに干渉する場合がある。そのため、燃料パイプが損傷し、最悪の場合、燃料が漏れ、排気管等にかかり、火災に至るおそれがある。
②燃料パイプ接続部の強度が不足しているため、規定トルク以上で当該接続部を締め付けると、亀裂が発生することがある。そのため、燃料パイプ接続部が損傷し、最悪の場合、燃料が漏れ、排気管等にかかり火災に至るおそれがある。
どちらも車両火災に至る恐れありということで、しっかり点検してもらいましたが、リコール対策済であり問題なし。
当たり前のようですが、車両火災を発災するクルマは、普段から乗車後ガソリン臭いと聞きます。
今回は杞憂に終わりましたが、匂いや音には日頃から注意していたいと思います。
もう一つの懸念がオイル漏れ。
これまで目視できるレベルでは漏れはなかったのですが、先日ガレージの床清掃をしていて微量ですがオイル漏れと思われる跡を発見しました。
点検の結果、リアクランクシールからの微量の漏れを発見したとのことで、シール交換を行いました。
これ以外では、右ドライブシャフトブーツに亀裂を認めたためこちらも交換。
細かいところでは、エアクリーナーの蛇腹ホースに亀裂があり、これも同じく交換しています。
車検整備作業の実際
ロペライオファクトリーセンターは、ピット環境、2柱リフター、テスターや工具も揃っていて、フェラーリやランボルギーニ、ロールスロイスといったモデルでも完璧に対応できるので、安心して預けられるところが良いですね。
今回の車検整備で対応した内容を記します。
まず右ドライブシャフトブーツ交換。
ブーツ本体というより中のベアリングの損傷を懸念してメンテナンスしました。
次が、リアクランクシール交換。



オイル漏れは僅かでしたが、予防的交換を実施。
それから、エアバルブT字ホース交換。
ゴムホース類は経変劣化でひび割れしていることが多いです。
最後が、エアクリーナー前蛇腹ホース交換。
前述同様、ゴムホースの劣化対策。
以上が、車検整備での修理箇所となります。
全てゴム部の経年劣化により損傷ということで機関や駆動系、制動系には異常なし。
想定内での交換作業でした。
以上、F355ベルリネッタの車検整備の作業レポートをお送りしました。
交換作業を検討されていらっしゃる方や将来のオーナーさんのために少しでもお役に立てたら幸いです😌
"こういうブログ興味あるなぁ"、という方は是非「読者」登録をお願いします。
よろしくお願いします。
お読みいただいたついでに
👇をクリックいただけると嬉しいです😄