kojack-ferrariのクルマ道

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走ることの楽しさとは何か ~マツダ・ロードスターの系譜に学ぶ~

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今回は、マツダ・ロードスターのハナシです。

日本が生んだ名車

1989年9月1日、日本の自動車史に燦然と名を残すことになる一台のクルマが誕生します。
その名は『ユーノス・ロードスター(NA型)』
引用元:webCG https://www.webcg.net/articles/gallery/31257

生みの親はマツダ株式会社。
車名の『ユーノス』は当時の販売チャンネルのひとつから命名されました。

1960年代には各メーカーがオープンカーを揃えていたものでしたが、その文化は根づくことなく、1980年代になるとその姿を見かけることも少なくなりました。
振り返ってみると、確かにオープンカーってクルマ選びの対象外だったような…

そんな80年代の終わりに突如降臨したユーノス・ロードスターは、強烈なインパクトを与えました。
クルマ好きならずとも二度見してしまうようなルックスと軽快な走り。
英国車を思わせる、シンプルでありながらもセンスの光るインテリア。
”気軽にオープンエアを愉しむ” という日本人が忘れかけていたカーライフの提案。


加えて手頃な価格は若者を中心に多くのユーザーを獲得することとなり、43万台を超える販売台数を記録。
名実ともに日本を代表する名車の仲間入りを果たしました。

名車の系譜

ユーノス・ロードスター』は、その後バブル崩壊とともに名付け親である『ユーノス』が消滅し、2代目へと引き継がれる時に『マツダ・ロードスター』へと車名を変更されます。

こうして初代は唯一無二のクルマとなるわけですが、そのDNAは脈々と受け継がれていくことになります。
2代目が登場したのは1998年。
NB型へのバトンタッチです。
引用元:webCG https://www.webcg.net/articles/gallery/31260

初代のコンセプトを受け継ぎながらも徹底した軽量化やヨー慣性モーメントを低減。
一方で、初代で課題となったビニール製リアウィンドウを熱線入りガラス製に変更するなど安全性、快適性を向上させました。

エンジンも初代と同じB6/BP型を改良したもので、キープコンセプト。
軽さと程良いパワーで走る楽しさを演出しています。

新たな世界から原点回帰へ

大人気となったロードスター
それ故、次のモデルへのプレッシャーは計り知れないものがあったと思いますが、その重圧を跳ね除け、2005年、3代目(NC型)を送り出します。
引用元:webCG https://www.webcg.net/articles/gallery/7062

大きな変革の時=チャレンジングなモデルチェンジを果たした3代目。
これまでのデザインコンセプトから脱却し、よりマッシブで力感のあるアピアランスに変貌を遂げます。
パワーユニットも、1.6L/1.8Lのラインナップを一新して、全車LF型2.0Lに統一。
170ps/19.3kgf・mとデザインに負けない力強さを手に入れました。

また、大きなトピックはRHT(リトラクタブル・ハードトップ)の採用。
メルセデスベンツ・SLKのようなハードトップ格納式のオープンカーとし、クーペスタイルもオープンエアも楽しめるモデルを追加しました。

ロードスターの新たな世界を確立したNC型もまた良いですね。

そして、2015年に4代目となる現行モデル(ND型)へと繋がっていくわけです。
引用元:webCG https://www.webcg.net/articles/gallery/48982#image-1

NC型で挑戦の姿勢を見せたロードスターですが、そこで学んだことをどう活かすか。
それがこの4代目ND型開発の大命題だったのかもしれません。
お披露目されたロードスターは、まさにこれまで受け継がれてきた初代からの遺伝子を見事に表現しています。

軽量コンパクトなパッケージングと高剛性なボディという二律背反を最新技術「SKYACTIV」で両立し、キーコンセプトである「人馬一体」を体現した気持ちの良いハンドリングと加速を実現。
全てを受け入れたうえでの原点回帰ともいえるでしょう。


引用元:webCG https://www.webcg.net/articles/gallery/48982#image-1

マツダが提案し続ける『ロードスター』という名の世界観。
日本のみならず世界中のクルマ好きを虜にして四半世紀になろうとしています。

走ることの楽しさとは何か…
改めて考えるきっかけを与えたこのクルマの功績に、惜しみない賛辞を贈りたいと思います。

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