kojack-ferrariのクルマ道

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隠れた名車を探し出せ vol.2 ~足のいいやつはハートもいい~

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恵まれた環境の中で成長

「隠れた名車を探し出せ」第2弾も国産車からご紹介します。
今回は、世界的な自動車メーカーであるトヨタから。

トヨタといえば『2000GT』や『S800』など、日本のモータリゼーション黎明期から名車を輩出し、歴史的自動車遺産を残してきた偉大なメーカー。

そんなトヨタの中でひと際地味な存在が今日の主役。
タイトルを見ただけで主役が何かわかったら、相当なクルマ通ですよ。

そのクルマは、いわゆるファミリーカーとしての生い立ちを持ってはいましたが、歴代モデルを見ると、トヨタが誇る歴史的名機である2T-G型1.6L DOHC直列4気筒エンジンや18R-G型2.0L DOHC直列4気筒エンジンを初代から搭載し、「スポーツ感覚を忘れないセダン」というちょっと尖った位置づけを与えられていました。

トヨタ初のスペシャリティカーである『セリカ』とプラットフォームを共有し、後には上級セダン『コロナ』と共有するなど、非常に恵まれた環境で成長し続けたクルマこそ、本日の主役『カリーナ』です。

ちょっと早かった

今でこそ「スポーツセダン」というジャンルが確立して、BMWアルファロメオなど誰もが知るモデルが人気となっていますが、1970年代の日本ではまだクルマが普及し始めてやっと一般家庭にも広がってきた時代。

クルマを楽しむというより、クルマでお出かけすることが目的だったように思えるこの時代に、足回りの作りやDOHCスポーツエンジンを搭載して、「走りを楽しむ」というのは些か早かったかもしれません。


そのため、カリーナはセリカとコロナの陰に隠れて地味なファミリーカーとして認知されていたと記憶しています。

それでも、その生い立ちは紛れもなくスポーツセダンの素養を備えていて、トヨタ最高の技術が投入された完成度の高さは十分評価に値するレベルでありました。

今だからこそ

ある意味では時代がやっとカリーナに追いついてきたとも考えられます。
今だからこそスポーツセダンとしての価値が見直され、今後はその魅力が再認識されると思うのですが…

そこで、7世代にわたる歴代カリーナの中から注目のモデルをご紹介します。

【3代目AA63型セダン1600GT-R】
3代目はエクステリアデザインもスッキリとして、クリアなスタイリングを手に入れました。
そして、なんといってもこのモデル最大の ”推し” は、あのAE86レビン/トレノに搭載された4A-G型TWINCAMエンジンが積まれていること。

まるでモーターのようにレッドゾーンまでストレスなく回る高回転型DOHC+FRレイアウトは、まさに走る楽しさを教えてくれます。

特におすすめなのが4ドアセダン。
見た目もキリっとしていてサイズ感もちょうど良いし、カリーナのコンセプトである「スポーツ感覚を忘れないセダン」を具現化したモデルといえるでしょう。

そして、もう一台も…
【3代目TA63型クーペ1800GT-TR】
引用元:Webモーターマガジン https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17330814

コチラは2ドアセダンとハードトップを統合して生まれた3ドアリフトバック型クーペ。
このモデルの目玉はやはりエンジン。

でも、ただの目玉ではありませんよ。
ナント!日本初DOHCターボである3T-GTEU型エンジンが搭載されたのです。

今では当たり前のことですが、当時のCMコピーは
「鬼に金棒、ツインカムにターボ」
いかに凄いことだったか窺い知れるところですね。

こうしてみると、カリーナは「足のいいやつ」がウリのクルマでしたが、そのハートもかなりいいものを持っていました。

セリカやコロナと共有するものも多く、それでいてちょっとマイナーなところもレア感満載。

kojackなら、1600GT-Rを外見ノーマルのまま、足回り、吸排気系、ブレーキなどきっちり仕上げて、中身はしっかり補強してサーキットでその走りを楽しみたいな🎵

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