kojack-ferrariのクルマ道

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《ホンネ試乗記》トヨタ アクア ~クルマに興味のない人には興味深い~

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アクアってどんなクルマ⁈

トヨタ自動車株式会社より2011年~2021年の間発売されていた初代アクア。
トヨタ流ハイブリッドのエントリーモデルとして好評を博したモデルです。
トヨタ・ハイブリッドの旗手であるプリウスが3ナンバー化され、誰にでも手軽に乗れるサイズのハイブリッドが求められるなか、登場したのがこのアクア。

そのため、5ナンバー枠に納められたボディは5ドアハッチバックスタイルで、初期モデルでは全長:3,995mm、全幅:1,695mm、全高:1,445mとお手本のようなサイズ。

フロントに積まれるハイブリッドシステムはスプリット方式と呼ばれるもので、1.5L直列4気筒DOHCエンジン+電気モーターの組み合わせとなります。
システム全体の動力性能は、100ps/11.3kgf・mといたって普通。

これに合わせられるトランスミッションCVT(電気式無段変速機)で、相性は良い感じ。
モーターもCVTもシームレスな動きが特徴なので、相乗効果で大変スムーズな走行感を味わえます。

また、燃費は発売当初でもJC08モードで35.4km/L、マイナー後は37.0km/Lと優れた低燃費を実現しています。

可もなく不可もなく

恐らくGグレードなのでフル装備の試乗車でした。
ひと通り便利機能や安全装置が装備されていて、普段の足に使うには全く問題なし。

コクピット周りは、プリウスより平凡かな🤔
常識的なレイアウトでいきなり乗っても何の違和感もありません。

ステアリングはチルト&テレスコピック付きで自分好みのドライビングポジションを得られます。

また、シフトがジグザグゲート式で扱いやすいですね。
「B」ポジションと「D」ポジションを頻繁に行き来するので、このパターンは○。

センターメーターって違和感ありありの場合が多いのですが、写真左がドライバー目線で見た様子。
スピードメーターが右寄りのせいか割と自然に視認できます。

また、スタイリングも良く工夫されていて、かなり寝たAピラー(フロントガラスにそった柱)からワンモーションでルーフ後端までラインが繋がっていますが、ガラス部分を上手くアーチ状にすることでまとまり感を出しています。

見た目は後部座席の乗降性が悪そうですが、実際には十分な高さを確保していて身長174cmのkojackでも問題ありませんでした。
 

走りはスペック的にもそこそこのレベル。
静かだし、スムーズなのでそれだけで合格点でしょう。

一つだけ気になったのは、恐らくホイールアライメントの問題で、ステアリングを大きく切った後、復元力(ステアリング自体が直進に戻ろうとする力)が弱く、時としてさらに巻き込むように左右に切れ込んでいくクセがあります。

慣れないと少し驚くかもしれません。

積載性は?

ご覧のとおり、コンパクトハッチなのでそれほどトランク容量はありませんが、このクラスでは標準的なサイズは確保されています。

荷室長:700mm、荷室幅:ホイールハウスの張り出しが大きく、その内側で700mm程度。


後席の居住性は、kojack(174cm)が運転席に座った状態で、握り拳1個半。
つまり大人4人が楽に乗れるということです。
ヘッドスペースも拳1個ありました。

合格ですね。

スゴイのにフツー

今回ご紹介したアクア。
トヨタらしく隙のない造り、先進技術満載のクルマです。

まさにトヨタの信条「80点+α主義」をカタチにしたという感じ。
この値段で、これだけのクオリティなのですから、すごいクルマだと思うのです。

が、しかし、なんでしょう🤔
クルマが何も訴えかけてこない、心に感じるものがない、というのが正直な感想。
スゴイのにフツーのクルマ。
 

別にそれが悪いとは思いません。
クルマは移動手段であり、遊び道具であり、良きパートナー。

このクルマは、きっとクルマに興味のない人にとっては興味深いのではないでしょうか。

クルマは、移動手段に徹し、人と荷物をそこそこ積んで、滑らかに走り、無駄なお金をかけさせない…

それ以上でもそれ以下でもない、と考えている人。

そんな方に満足いただける一台だと思います。

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