※この記事は、2021/11/28に公開した内容をリライトしたものです。
ミニ ジョンクーパーワークスってどんなクルマ⁈
BMW/MINIより発売されているミニ ジョンクーパーワークス。
愛嬌のある顏が可愛いハッチバックですね。
現代のミニはイギリスではなくドイツ生まれで、全長3880mm、全幅1725mm、全高1430mmと先代のミニより随分大きく成長しました。
ジョンクーパーワークス(JCW)っていうのはミニの中でも特別なモデルで、やる気満々なエンジンや足回りを与えられています。
搭載されるエンジンは、2.0L DOHC直列4気筒ターボ(231ps/320Nm)。
スペックだけでも相当パワフルなことが想像できます。
ニュルブルクリンクでテストを重ねてセッティングを出したスポーツサスペンションは ”ゴーカートフィーリング” と呼ばれるドライブフィールを提供します。
英国風なアイロニーは感じませんが、ドイツらしい質へのこだわりを感じるクルマです。
やっぱりドイツ車の香り
今回の試乗はミニが企画した「32時間オーナー体験試乗」というのに申し込んでお借りしたもの。
なので、ゆっくり、じっくり試してみました。
ミニJCWのトランスミッションは8速ステップトロニックというAT。
最近流行りのDCTじゃないんですね。
でも、ステップトロニックはBMWで熟成された技術なので安心感があります。
走り出しから滑らかで変速ショックは皆無。
もちろんパドル装備で、本気走りの時はこれで素早くシフトチェンジも可能。
エンジンフィールは、さすがの2.0Lターボ。
極低速から十分なトルクがあり、もたもた感やアクセルに対する反応の悪さはありません。
2000rpm辺りから始まるパワーバンドに入ってくると、モリモリと盛り上がるトルクで ”紳士的ではない” 加速を見せます。
ただし、そこには危うさはなく、むしろジェントルなフィーリング。
この相反する感覚がミニJCWらしさだと感じます。
スポーツモデルには必須の対向4ポットブレーキキャリパーを装備し、ドライバーに非常にコントローラブルな操作性と確実に減速する安心感を与えてくれる高性能ブレーキシステム。
マフラーは伝統のセンター出し
95mmのツインパイプ・スポーツエキゾーストシステムからは可愛い顏に似つかわしくない迫力の重低音が吐き出されてきます。
また、ドアを閉めた時に感じる硬い殻に包まれる安心感😌
このクルマがドイツ生まれであることを改めて認識させられる瞬間です。
室内に目を向けると、先ず最初に飛び込んでくるのは大径のセンターメーター。
スポーツモデルならタコメーターも円形が良かったかな⁈と思いましたが、機能性は十分。
200km/hから始まるレッドゾーンならぬチェッカーフラッグは、唯一の英国的遊び心。
ステアリングにはACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)スイッチが配置され、直感的に操作できるところにもドイツ的思想を感じます。
クラスを超えたシートアレンジ
今回、荷室の写真を撮り忘れたのでスペックだけのご紹介となりますが、kojackが実車を確認した限りでは、クラス標準の容量で使い勝手も問題ありませんでした。
荷室幅、奥行き、高さについては公式なアナウンスはありませんが、211Lの容量と荷室形状から中型スーツケース1個を横倒しで積載可能と思われます。
シートアレンジは40:20:40とこのクラスでは珍しい3分割式。
使い勝手は言わずもがな、というところでしょうか。
随所に溢れるJCWの主張
ミニJCWは、通常のラインナップとは一線を画すスポーツモデル。
そのことをユーザーに主張しているパーツが各所に配されています。
サイドウインカーにもさりげなくこのクルマがJCWだと主張するエンブレムが…
なんとブレーキキャリパーにも ”JCW” とプリントされており、外観からも特別モデルを所有する喜びを満足させるあたりにドイツ流のクルマづくりを感じさせます。
また、ドアを開けると足元の路面に映し出されるミニのロゴ。
こんなところにほんのちょっとドイツ人の遊び心を発見しました。
イギリスとドイツの良いところを上手く取り入れ、新しいクルマとして生まれたミニJCW。
パワフルでクイックな乗り味と実用性に富んだ造り。
日常から非日常まで幅広くカバーしてくれるミニJCW、一度試してみてはいかがでしょうか。
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