フェアレディZとは
その起源は1969年に遡ります。
初代フェアレディZ(S30型)は、もはや伝説となった日産が誇る名車。
先代モデルのダットサン・フェアレディはオープンカーでしたが、こちらはジャガー・Eタイプを思わせるロングノーズ・ショートデッキの美しいデザイン。
このファストバックのエレガントなボディに、2.0L~2.8L直列6気筒エンジンを搭載し、欧州の代表的スポーツカーに引けを取らない動力性能を示しました。
初代から数えて5代目となるのが、Z33型フェアレディZ。
人気モデルだったZ32型の生産が終了してから2年が経過し、満を持して発売された意欲作で、日産リバイバルプランの象徴として注目されました。
クーペに加え、オープントップの『ロードスター』も加わり、スタイリッシュなアピアランスを見せるボディには3.5L V型6気筒DOHCエンジンが搭載され、非常にトルクフルな走りを実現。
前後マルチリンク式サスペンションやエアロダイナミズムに優れたボディデザインで、しっとりした中にもクールな印象のドライブフィールを与え、オトナが愉しむクーペとして大変人気を博しました。
レースシーンでは、2003年、全日本GT選手権(GT300クラス)でデビューを果たすと、2005年からはSUPER GTに参戦し、GT500でチームタイトルを獲得しています。
永遠の淑女
”フェアレディZ” とは、未知なる可能性を秘めた美しい淑女。
歴代モデルがそうであったように、Z33型フェアレディZも非常に美しいデザインとスポーツカーらしさを兼ね備えたクルマです。
もちろん走行性能も優れていて、搭載されるVQ35DE型3.5Lエンジンは、規制値上限の280psの出力と363Nmという強大なトルクを発揮。
後期モデルではさらに進化したVQ35HR型が投入され、最高出力は313psまで引き上げられました。
ブレーキシステムには、イタリアの名門、ブレンボ社製アルミ対向4ポットキャリパーが奢られ、ハイパワーな走りをしっかり受け止めます。
また、センターコンソール最上部には伝統の3連メーターが鎮座。
縦に貫くコンソールがコクピット感を演出していて、スポーツカーに乗っていることを実感させてくれますね。
進化し続けるZ
発売当初「Zは毎年進化する」と言われたように、エンジンだけでも4回のリファインが行われるなど、本当に進化し続けるZ。
初代S30Zから連綿と受け継がれたエレガントで速いスポーツカーというDNAは、その後のZ34型、そして今夏発売されるRZ34型へとバトンタッチされました。
中古車市場では、程度の良い最終モデルでも120万円~150万円ほどで手に入れやすくなっています。
一度は乗ってみたい、日本を代表するリアルスポーツである、フェアレディZ。
”永遠の憧れ” では終わらせたくありません。
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