難しい判断
数日前に目に留まったニュース。
4日午後、愛知県岡崎市の新東名高速道路で起きた大型トラックが乗用車に衝突した事故で、重体だった男性が死亡しました。
岡崎市樫山町の新東名高速道路下り線岡崎東インター付近で4日午後1時ごろ、トラックと接触し路肩に停車していた乗用車に、後ろから来た別の大型トラックが突っ込みました。
この事故で、乗用車を運転していた東京都の牧野孝太郎さん(46)が意識不明の重体となり、病院で手当てを受けていましたが、およそ8時間後に死亡しました。
乗用車には牧野さんの妻(40代)も乗っていましたが、命に別条はないということです。
警察は、大型トラックを運転していた東野学容疑者(48)を過失運転致傷の現行犯で逮捕し、事故の原因を詳しく調べています。
引用元:同乗の妻は無事…新東名でトラックと接触し路肩に停車の車に大型トラックが突っ込む 重体だった男性が死亡(東海テレビ) - Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2e5acc571c27709abe79b950b16e9435bc84c9f5
現場は路肩幅が狭く、被害車両は本線にはみ出した形で停車していたとみられます。
典型的な二次災害ですが、最初に接触事故を起こした後の対処の判断が生死を分けました。
事故が発生したら停車するのは当然ですが、本件のように本線にはみ出して停車すれば第3車線(左端の車線)を多く走行している大型トラックやトレーラーに追突される可能性が高いので、路肩の広い場所まで走行し停車する、または付近のサービスエリアなどに退避するのがベターだったのでしょう。
しかし、気が動転しているうえに、最初の事故でも被害者だったとしたら、自分が安全に停車させる場所を探している間に加害車両に逃亡される可能性もあり、難しい判断を迫られたのだと思います。
何を優先するか
本件では最悪の結果を招いてしまったわけですが、では高道道路で事故に巻き込まれた場合、どう対処すればよいのでしょうか?
重要なことは
”何を優先するか”
です。
事故状況を保存することも大切ですが、特に高速道路上では
”自分の身を守る”
つまり安全確保が最優先です。
①安全な場所への車両退避:広い路肩、避難帯、サービスエリアなどに退避
②速やかに降車:二次災害回避のため、いつまでも車内に残らない
③発煙筒及び三角表示板の掲出:二次災害抑止のため、後続車への注意喚起
④ガードレールの外や退避場所への移動:路肩を含め道路上に留まらない
事故状況にもよりますが、車内に留まっていることは危険です。
もちろん、ケガ人の救護が最優先なことは当然ですが、できる限り早急に安全な場所への避難が大切だと思います。
警察・消防への連絡も重要ですが、二次災害を発生させては本末転倒です。
まず、上述の手順で安全を確保したうえで、関係各所へ連絡しましょう!
日頃から点検を!
事故予防のため、高速道路に限らずクルマを走らせる前には、必ず点検を行いましょう。
点検といっても整備工場に持ち込むことではなく、ぐるっと一周愛車の周りを眺めて目視点検を行います。
例えば、タイヤがいつもより潰れているとか、エンジンの下から何かが漏れ出しているとか、案外クルマは故障のサインを出してくれているもの。
特にタイヤの管理は重要です。昔、親戚がウチに来訪した時、駐車したクルマのタイヤを見たら明らかに空気圧が下がっているのを発見。
エアゲージで測ったら、なんと指定空気圧の6割も入っていませんでした。
この状態で高速も走っていたというのを聞き、蒼ざめました。
その場で指定空気圧まで空気を注入し対処しましたが、もし高速でバーストでもしたら…
大切な家族まで失いかねません。
”タイヤは命を乗せている”
このことをどうぞお忘れなく😌
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