kojack-ferrariのクルマ道

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カタログで見る懐かしの名車 vol.1 ~ホンダ シビック 無限RR~

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TYPE Rの系譜

今回は、書棚の奥から引っ張り出した、昔懐かしいクルマのカタログを楽しむ企画。
第1回は、ホンダ シビック 無限RR(ムゲンダブルアール)をお届けします。f:id:kojack-ferrari:20220404161023j:plain
まずは、無限RRの生い立ちから…

ベースとなるシビック タイプRは、1997年、NSXインテグラに継ぐ『タイプR』第三弾として6世代目のEK9型をベースに開発されたクルマです。

レーシングカーばりの185㎰/8,200rpmを発揮するB16B型エンジンを搭載し、シートにはRECARO、ステアリングにはMOMO、シフトノブはNSX譲りのチタン製を奢るなど徹底的に走りに拘った造り。

加えて、フロントガラスの厚みさえ削って軽量化した結果、車重はわずか1,040kgと1.6L 2ボックスでは考えられない軽量ボディを実現し、パワーウェイトレシオは5.62kg/psという本物のスポーツカーに仕立てられました。

そのシビック タイプRの3代目に当たるFD2型をベースに、ホンダ準公式チューナーである『無限』が2007年に手掛けたのが、シビック 無限RRであります。


無限RRは、タイプRシリーズを承継するハイチューンド・スーパースポーツということになります。

究極”のTYPE R

無限RRは300台の限定販売でしたが、車両価格が500万円以上にも関わらず申し込み開始からわずか10分という早さで完売。

その稀少性や人気の高さを証明しました。

シビック タイプRですら強烈な走りでドライバーを圧倒するのに、この無限RRは、カムシャフトを専用開発、吸排気系も大幅にリファインし、最高出力は15PSアップの240PSまで引き上げられています。

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また、アルミボンネットの採用、フロントバンパーやリアウイング等をカーボン製にすることにより、ノーマルタイプRと比較し約15kgの軽量化を実現。f:id:kojack-ferrari:20220404161240j:plain


大型ディフューザーやフロントパネル、可変リアウイングの装備により強力なダウンフォースを発生させ、専用ブレーキやサスペンションにより非常に高い走行安定性をみせる無限RR。

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究極”のTYPE R といっても過言ではないでしょう。

幻のクルマ

当時、ホンダ インテグラ タイプR(DC2型)でサーキットを走りまくっていたkojackとしては、無限RRは喉から手が出るほど欲しかった1台でした。

ホンダのディーラーに勤めていた知人に頼み込んで1台回してもらえるよう工作していたのですが、ガードは堅く実現できず😭

その後、サーキットでも街中でもこのクルマが走っている姿を見ることはありませんでした。

本当にこの世に存在するのかすら疑いたくなる幻のクルマ、シビック 無限RR。


15年の時が過ぎた今なお、現役で走っているクルマがあるのなら、一度で良いのでサーキットを走らせてもらいたいものです😌

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