kojack-ferrariのクルマ道

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進むクルマ離れ ~この由々しき事態をどう捉えるか~

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若い世代に浸透している意識

”クルマ離れ” という言葉が認知されて久しいですね。

kojackはバリバリのバブル世代なので、学生時代から安い中古のスポーツカーを手に入れては、夜な夜な峠や山道に繰り出して悪さをしたり、友達と連れ立ってあちこちドライブしていました。

友人たちもだいたい同じような感じで、バイトで稼いだお金の殆どはクルマのチューニングやドレスアップに消えていったと思います。

そんな世代からすると、”若いうちに好きなクルマに乗らないでどうするの⁈🤔” なんて思うわけですが、20代、30代の人達に聞いてみると、
 

「クルマを持っていなくても別に不便は感じない」
「維持費が高くて馬鹿らしい」
「クルマって必要ですか?」

といった声が大半。

言われてみれば、周りのクルマ好きは…
バブリーなおじさんばっかり😥

本当にクルマ離れしているのか

ソニー損保が2021年11月に実施した「2022年 新成人のカーライフ意識調査」によると、
新成人の運転免許保有率は、57.2%(前年比+5.9%)
伸びているんですね。
資格としての価値、仕事上必要となる条件ということもあって、学生時代のうちに免許は取得しているわけです。

クルマの利用実態に関しては、
「自分のクルマを持っている」16.0%
「クルマを購入するつもりはない」31.0%

となるわけです。
見事なまでのクルマ離れ。
だって、3割の人は購入するつもりはないんですよ!

その理由はというと、
第1位「購入費用を負担に感じるから」
なるほどね。
確かにこの十数年、新車価格が高くなり過ぎましたよ。

と、ここまでは予想どおりの結果…のように思えますが、古いデータを読み返してみると意外な結果が…

クルマを所有したい理由を尋ねてみると、
2022年「移動の道具」がトップで59.9%
2011年「単なる移動手段としての道具」60.3%
と、変わりありません。
 

つまり、若者も移動手段としてクルマは欲しいが、高過ぎるというのが最大の阻害要因。

電子制御によるあらゆる安全装置が装備されたり、カーナビやドラレコなど車両購入時に付帯する情報装置などが上乗せされるため、昔に比べて購入費用が高額になっているのです。

さらに、娯楽に対する価値観の変化や都市部などでは交通手段の利便性が向上し、高い費用負担をしてまで愛車を持つ必要性が失われつつあるというのが、若者をクルマから遠ざけているのでしょう。

しかし、クルマに対する意識では、
「クルマに興味がある」41.3%
「同年代でクルマを所有している人はかっこいいと思う」46.1%
と、クルマ自体に興味がないわけではない模様。


さらに、
「メーカーにもっと若者向けのクルマを作ってほしい」40.6%
と、安くてかっこいいクルマがあれば買いたい層が4割もいることが判明。

つまり、クルマにはそれなりに興味はあるが、今買いたいクルマがないのが実情なのかもしれませんね。

シンプルなもの

統計から見えてきたのは、もっとシンプルなクルマ造りを若者は求めているということ。

先進技術や積極的安全装置も良いですが、クルマ本来の楽しさや目的を気軽に享受できるようなクルマこそが若者のクルマ離れを食い止める救世主!

最近でいうならスズキ・スイフトスポーツなどはそれに近いコンセプトだと思いますね。移動手段としても、ホビーとしても十分なポテンシャルを持っていて、プライスも手頃。
ランニングコストもそこそこなので、初めてのクルマとして合格点ではないでしょうか。

実際、クルマに乗らない人は多くなっていると感じます。

そのこと自体は個人の価値観なので言及しませんが、人間が発明した傑作のひとつである自動車、そして自動車文化を後世に伝えていくうえで、もっとクルマの楽しさや素晴らしさを広く周知しなければならないと改めて感じました。

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