駆動方式
クルマのカタログや記事などを眺めていると「FF」とか「4WD」といったワードが出てきますね。
これはクルマの駆動方式を表す略称です。
その駆動方式とは一体何なのか?🤔
それが問題ですね。
クルマはエンジンなどの動力源を回転運動に変換してタイヤを回して走る乗り物です。そのタイヤは通常だと前後左右に一輪ずつ装着されているわけですね。
この四つのタイヤのうちどれを回すか、それを決めているのが駆動方式ということになります。
五種類から選べます
駆動方式にはいくつか種類があります。
大きく分けて五種類。
①FF(Frontengine Frontdrive=前輪駆動)
現在、世界中のクルマの駆動方式としてポピュラーな方式がコレ。
エンジンが前輪車軸より前側に搭載されていて、前輪が回って走るタイプ。
②FR(Frontengine Reardrive=後輪駆動)
昔はこれが主流でした。
エンジンは前輪車軸より前側に搭載されていますが、後輪が回って走るタイプ。
③MR(Midengine Reardrive=ミッドシップ)
スポーツカーに多く見られる形式。
前・後輪車軸の間にエンジンが搭載され、後輪が回って走るタイプ。
④4WD(4Wheel Drive=四輪駆動)
SUVやワゴンに多く見られる形式です。
エンジンは前輪車軸より前側に搭載されることが多く、四輪全部が回って走るタイプ。
⑤RR(Rearengine Reardrive=後輪駆動)
これはちょっと珍しい形式で、最近ではあまり見られません。
エンジンが後輪車軸より後側に搭載され、後輪が回って走るタイプ。
どれが良いの?
それぞれの駆動方式にメリットとデメリットがあるので、一概にどれが良いというのはありません。
使う場面によっていずれかを選択することになります。
この中で一般車に多く採用されている「FF」と「4WD」について、少し説明しましょう。
まず、「FF」から。
引用元:MOBY https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/ff-fr-mr-rr-4wd-structure-difference/
メリットは、エンジンやトランスミッションのレイアウトをコンパクトに設計できること。
そのため、キャビンや荷室を広くすることができ、居住性や積載性に優れたクルマづくりが可能となります。
また、前輪が回って走るため直進性に優れている点もメリットのひとつ。
デメリットは、太いタイヤを装着すると前輪の切れ角(ステアリングを切った時のタイヤの角度)が小さくなり、小回りが利かなくなること。
また、一部のモデルでは発進時に「トルクステア」といって、ステアリングが左右どちらかに取られやすくなることがあります。
次に「4WD」
引用元:MOBY https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/ff-fr-mr-rr-4wd-structure-difference/
メリットは、なんといっても雪道や雨など路面が滑りやすいところでも安定して走行できること。
四輪全部が回って走っているので直進安定性に優れています。
デメリットは、四輪全部を動かすためパーツも多く車重が重いので、燃費が悪いこと。
また、FF車のように後輪が空転しているわけではなく駆動しているので、タイヤも減りやすくなります。
スキーなど雪道を走る機会がなく、首都圏のように雪もほとんど降らない地域でクルマを利用する方は、基本的に「FF」で十分だと思います。
4WDはメリットよりデメリットを被る方が多くなりますので。
また、「RR」のように後側にエンジンがあるクルマでリアトランクに荷物を載せる場合、エンジンの熱が荷物に伝わることがあるので生鮮品などの積載にはご留意ください。
いかがでしたか?
ご自分の愛車はどの駆動方式でしょうか。
方式によってクルマの挙動も変わってきます。
特にカーブの曲がり方や後輪が滑った時などには大きな違いが発生するので、事前に調べておくともしもの時に安心です。
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