kojack-ferrariのクルマ道

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ニッポンの名車たち ~時代を飾ったレジェンドスター~

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※この記事は、2021/12/28に公開した内容をリライトしたものです。 

日本車の歴史を振り返る

1907年に純国産初のガソリン自動車である「タクリー号」が実用化され、それ以降、日本の自動車産業は黎明期を迎えます。

その後、数多くの試作車が製造されましたが、本格的な大量生産が開始されたのは1925年。
白揚社の「オートモ号」と言われています。

1930年代に入り、1932年に日産の前身である「ダットサン商会」が、翌1933年にはトヨタの前身となる「豊田自動織機製作所自動車部」が設立され、現在の日産自動車トヨタ自動車へと繋がります。  

1950年代~1960年代になると日本は高度経済成長期に入り、通産省が ”国民車構想” を掲げたことで自動車産業も新たな局面に突入しました。

1958年には「スバル360」、1966年には「トヨタカローラ」が発売され、日本のモータリゼーションは急速に発展します。

そんな中、スポーツカーも次々と誕生しました。

1967年にはトヨタ2000GT、1969年には日産フェアレディZが華々しくデビュー。

その後、1980年代~1990年代はバブル経済の波に乗り、日本車はその頂点を極めます。
1989年、日産は名車「スカイラインGT-R」を復活させ、翌1990年、ホンダは日本初のスーパーカーNSX」を世に送り出したのです。

バブル崩壊後は、景気の浮沈に翻弄されながらも新しい駆動技術であるガソリンとモーターのハイブリッドエンジンやEV(電気自動車)などの開発、実用化に成功し、現在に至っています。

今なお輝く伝説の ”GT”

日本のスポーツカー黎明期である、1960年代。
この時代に、その車は生まれました。

コードネーム”280A”
その名は、トヨタ2000GT

21世紀の今なお語り継がれる伝説のスポーツカーです。
 
1967年5月~1970年8月までの3年3ヶ月で生産されたのは、わずか337台。
当時の発売価格は237万円。
現在に換算すると2千万円前後と言われています。
 
エンジンは、ヤマハ発動機と共同開発した3Ⅿ型、直列6気筒DOHC
その排気量が1988ccであることから、「2000GT」と名付けられました。

野崎喩氏のデザインによるロングノーズ・ショートデッキのボディは、流麗な曲面で構成され、優美でありながら躍動的なフォルム。

ダブルウィッシュボーン式サスペンションや4輪ディスクブレーキ、フルシンクロメッシュの5速マニュアルトランスミッションなど先進的技術の粋を結集した、まさに ”スポーツカー” のお手本。

映画『007は二度死ぬ』では、ボンドカーとしてオープントップ仕様の2000GTが登場しています。

降臨した究極の貴婦人

トヨタ2000GTに遅れること2年。
この世に降臨したのは…

日産フェアレディZ

スポーツカー黎明期より現代まで生き続けるレジェンドです。

その源流は、1960年にダットサンより発売された「フェアレディ1200」。  

初代S30型は、優雅な ”貴婦人” であるオープントップの先代フェアレディの名を受け継ぎながらも、ジャガーEタイプのような伸びやかで美しいボディラインから、究極を意味する ”Z” が加えられたと言われています。

長いボンネットの下には、L型直列6気筒エンジンが搭載されていますが、日本国内では2.0LのL20型、北米及びイギリス向けには2.4LのL24型と仕向地によって排気量が異なります。

また、国内限定で、スカイラインGT-Rに搭載された4バルブDOHCのS20型エンジンを積んだモデルも発売されました。

4バルブ・3連キャブレター・ツインカムであることから「Z432」と名付けられ、今では幻の名車としてマニアの間では垂涎の的。

S30型はWRC世界ラリー選手権)で大活躍し、1973年には総合優勝を果たしています。

バブルカーはフェラーリの香り

時は過ぎ、1990年。
日本がバブル景気真っ盛りの中でこのクルマは登場しました。

ホンダNSX

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日本の自動車史上初となるスーパーカーの誕生です。

NA1/2型と呼ばれる初代NSXは、世界初のオールアルミモノコックボディを採用したMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)の2シータースポーツ。

その開発には、当時MRスーパーカーに先鞭をつけていたフェラーリ328を目標に掲げていたと言われています。

そのため、フェラーリ328を隈なく分解して研究するとともに、開発初期にはF1ドライバーだった中嶋悟氏や故アイルトン・セナ氏も参加するなど徹底的なスポーツ志向のクルマづくりが行われました。

高速走行時のスタビリティ(姿勢安定性)の確保を目的に、リアオーバーハング(後輪車軸中心より後ろ側に伸びた部分)が長いボディデザインを採用したため、結果としてゴルフバッグが2個積めるようになったのは、クルマ通の間では有名な話です。

時代を飾ったレジェンドスター

いかがでしたか?
昭和から平成にかけて日本の自動車史を変えてきた ”レジェンドスター” 達の物語。

 その時代を飾った、何れ劣らぬ輝かしい名車ばかりです。

kojackは、S30型240ZGとNA1型NSXをドライブした経験がありますが、どちらもシートに身体を埋めた瞬間からずっと心がときめき続ける…

そんな魅力あるクルマでした。

脱炭素、環境に優しいクルマが求められている時代ですが、こんな心がときめくクルマがあっても良いのでは、と思いませんか?

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