意識の違い
国道など幹線道路を走っていると、よく目にするのがバイクのすり抜け。
左側から路側帯を使ってみたり、車線の間を縫うようにすり抜けて行ったり…
ドライバーから見たら大変危険な行為。
もしクルマが少しでも左右に動いたらあっという間に接触して、バイクは間違いなく転倒し下手したらライダーは死亡することになります。
では、何故ライダーはこのような危険な行為を自ら犯すのでしょうか?
それは意識の違い。
ライダーの意識はこうでしょう。
・バイクはクルマより機動性が高く、どこでも行ける
・クルマは邪魔な存在で、スペースがあれば前に出るのは当然
・何より少しでも先に進みたい
一方、ドライバーはこうかもしれません。
・チョロチョロすり抜けるのは本当に危ない
・クルマの間や狭いスペースを無理矢理すり抜けて前に出られるのは目障り
・無理なすり抜けでも、接触すればクルマ側が悪者にされるのは理不尽
と、まあ真逆な意識。
一応、バイク歴20年、クルマ歴37年の経験から感じる意識ではありますが…
実は見ていない
ライダーからすれば、
"大きなエンジン音で、こんなに大きな車体がすり抜けていくのだから、クルマ側は気づいているに決まっている"
"こっちが前に出られるようにスペースを空けるよう気を遣えよ"
くらいに思ったりしているでしょう。
でも、クルマに乗ればわかりますが、外の音はあまり聞こえていません。
特に車内で音楽やラジオを聴いていたら尚更です。 大抵の人はコレです😉
しかも、かなりのドライバーがきちんと後側方の安全確認をしていません。
"きちんと" というところがミソですよ!
それは死角を意識した確認を意味します。クルマには多くの死角があり、ドライバーは、外から見えているほど周囲の状況を正しく認識していません。
つまり、クルマの死角に入っているバイクが当たり前のようにすり抜けていることに全く気づいていないドライバーはことの他多いということ。
これが巻き込み事故の主因のひとつでしょう。
ルールを守る
まずは、バイクのライダーがルールを守ること。
左側からの追い越しや割込運転はしないこと!
道路交通法 第32条の規定です。
「車両は、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため、停止し、若しくは停止しようとして徐行している車両等又はこれらに続いて停止し、若しくは徐行している車両等に追付いたときは、その前方にある車両等の側方を通過して当該車両等の前方に割り込み、又はその前方を横切ってはならない。」
クルマのドライバーは、常に側方、後方だけでなく、後側方の安全確認を励行するだけでなく、死角を意識して事故を予見する運転を心がけること。
また、車内での音楽などは適度な音量とし、周囲の情報も察知できるよう配慮すること。
高速道路などで散見される、走行中の車線間のすり抜けは本当にキケンです!
ドライバーの中には、ウインカーも出さずいきなり急ハンドルで車線変更する人もいるので、隙間があればすり抜けて…なんてことばかり考えていると跳ね飛ばされますよ。
バイクもクルマも基本的なルールを守って安全運転しましょう。
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