kojack-ferrariのクルマ道

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マツダRXの系譜を辿る ~進化の過程とその未来~

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RXとは?

マツダRXシリーズ。

RX-7がその代表格ですが、古くは『カペラ(RX-2)』や『コスモ(RX-5)』、『ルーチェ(RX-9)』などマツダを世に知らしめた名車たちも、皆この『RX』の称号を与えられています。

ロータリーエンジンを搭載した、FR(後輪駆動)のクーペ及びセダンのモデルネームということになりますね。

その由来は…
「R」が「ロータリーエンジン」、「X」が「未来を象徴する記号」を表し、「ロータリー・スペシャリティ」と表現されることも。

ちなみに『RX-7』の「7」は「マツダ内での車格番号」を意味しています。
ただし、開発順からいうと6番目だったのですが、きっと縁起が良いので「7」が採用されたのでは⁈

また、正式に車名に「RX」が謳われたのは、『RX-7』が最初となります。

進化の過程を辿る

ここに一枚の面白いイラストがあります。

引用元:Pinterest https://www.pinterest.jp/

サバンナからRXへと繋がる系譜図のようなもの。

興味深いのは、まず『サバンナ(RX-3)』から『サバンナRX-7SA22C/FB3S)』へとモデルチェンジした際の革新的なデザインの変化。

非常にオーソドックスなノッチバックスタイルの『RX-3』に対して、『RX-7』のそれはウェッジシェイプのロングノーズ・ショートデッキで一瞬GTルックに見えます。

しかし、ノーズが伸ばされた理由は、エンジン単体体積の小さいロータリーエンジンの特性を活かしたフロントミッドシップ化。

これによりバランスの取れた重量配分を実現し、ピュアスポーツとしての礎を築いたのです。

そして、もう一つ革新的だったのが、リトラクタブル式フロントヘッドライトの採用。
当時の日本車には珍しかったこの方式が採用された背景には ”アレ” が影響しているのでは🤔、とkojackは疑っています。

RX-7のデビューは1978年3月。
この頃といえば、ちょうどスーパーカーブーム真っ盛り。
設計が4年前としても、ブームが1975年頃からなので、少なからず影響を受けたのではないかと… 勘ぐり過ぎかな😅

そして、RX-7は次世代(FC3S)へと進化していきます。

これもまた興味深いのは、初代から完全なキープコンセプトなのです。

といっても、一般的な既定路線ではなく、フロントミッドシップやボディ剛性確保のための太いCピラー、空力特性を考慮したリアセクションとスポイラーなどなど…
デザインは変わっても、ウエストラインからリアへ繋がる流れなどは完全に同じ。


三代目(FD3S)への進化では、より先代のコンセプトを意識した正常進化。

ボディデザインは、初代をオマージュしたかのような滑らかな曲線を基調としていながらも、前後オーバーハングなどはFC3Sを昇華させたエアロダイナミズムが見て取れます。

さらに、フロントオーバーハングを切り詰めたことで、キャビンを前方に配置し、ドライバーがより車体の中心に近い位置に着座できるようにしています。
これにより、旋回性能が向上しているのは推して知るべし。

いやいや、こうして並べてみると進化の過程がよくわかりますね。

RXの系譜

世界で唯一のロータリーエンジン搭載市販車を開発したマツダ
その技術力は今なお高い評価を得ていますが、わけても「RX」シリーズは特別でしょう。

軽量ハイパワーなロータリーエンジン+FRというパッケージは、間違いなくスポーツカーだし、特に『RX-3』から『RX-7』まではモータースポーツを意識したクルマづくりが強く感じられます。

徐々にガソリンエンジンが淘汰されつつある時代ですが、日本が誇る素晴らしい技術の粋を集めたロータリースペシャリティのようなクルマが生き残れる道こそ国家プロジェクトとして切り拓いてほしいものです。

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