フィアット・パンダ
1980年に発売開始されたフィアット・パンダ。
なんといってもパンダの特徴はそのスタイリング。
線を引いたのは、イタリアを代表するカロッツェリアであるイタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロ。
開発、製造コスト低減を狙った直線と平面による構成は、すべての窓ガラスまで板ガラスにするなど徹底しています。
このブレないデザインコンセプトこそが、パンダを価値あるクルマへと導いたのです。
安価な製造コストと必要にして十分な室内空間の確保。
コンパクトカーの命題でありジレンマであるこのテーマを、見事に解決して見せた天才デザイナーも、当時、自身の最高傑作との見解を示したとか…
どこをとってもイタ車
これほどイタ車然としたクルマも珍しい。
もちろん、フェラーリやランボルギーニ、マセラティといった伝統的なイタリアンスポーツもイタ車らしさを見せてくれるのですが、パンダってお金のかかっていない大衆車なのに、その存在感はハンパないですよね。
街で見かけたら、まず振り向かない人はいないでしょう。
それほどボディデザインの第一印象が強烈。
なにせ、どこもかしこも全部直線ww
まるで幼稚園児が初めて描いたクルマのよう。
室内に目を移しても、シートの造りやインパネ、色使い、どこをとってもイタ車でしかない。
ポップなのにシック
シンプルなのにオシャレ
トリノよりミラノやフィレンツェの洒落た街中をちょこちょこと走る姿が目に浮かびます。
オモチャのよう
実車を運転したことがないので想像の域を出ませんが、パンダってまるでオモチャの自動車のようで、本当に人と荷物を乗せて走れるの⁈なんて思ったりもします。
無論、ごく初期モデル(652cc空冷直列2気筒OHV)でも、30ps程度の出力は発揮していたので、日本の軽自動車並みには走ることができたはず。
でも、このオモチャ感は、見る者に可愛くてフレンドリーで、オシャレなイメージまで与えてくるのです。
この辺りが日本の軽自動車にはない、優れたデザインを生み出すイタリアらしさですね。
パンダを買ったら、近所のスーパーにお買い物に行くでしょ、それで帰りにちょっと寄り道してカフェでお茶して、そうだ!景色の良いあの駐車場でTwitter用に写真を撮ってこよう…
なんて、妄想劇場のはじまり、はじまり~🤣
性懲りもないクルマ馬鹿の独り言でした。
"こういうブログ興味あるなぁ"、という方は是非「読者」登録をお願いします。
よろしくお願いします。