繰り返される悲劇
この週末、全国で立て続けに痛ましい事故が発生しました。
ここで挙げた事故は、いずれも後席に乗車していた人がシートベルトを着用していなかったため車外に放り出されて死亡や重体となってしまった可能性が高いと思われます。
後席におけるシートベルト非着用時の事故死亡率は、着用時の約4倍、頭部に重大な損傷を負う確率は装着時に比べ約51倍と言われています。
まさにこの統計が物語っているとおりの結果となってしまいました。
着けなければいけないの?
『シートベルト』
クルマに乗ったことがある方なら知らない人はいないほど世界中で普及した乗員の衝突安全保護装置です。
このシートベルトの着用については、次のとおり法律で義務付けられています。
1985年:高速自動車道・自動車専用道路での運転席及び助手席の着用義務化
1992年:一般道路での運転席及び助手席の着用義務化
2000年:6歳未満の幼児乗員のチャイルドシート使用義務化
2008年:全座席のシートベルト着用義務化
ハイ🙋
そうなんです!
現在は、どこを走る場合でも乗員は全員必ずシートベルトを着用しなければなりません。(一部、一般道を走るバスなどは対象外)
上記年表をご覧のとおり、かれこれ14年ほど前から後席も含めてシートベルトの着用は義務化されています。もちろんタクシーに乗る時も、です!
また、6歳未満のお子さんを乗せる場合は、一人ずつチャイルドシートに固定しなければなりません。
たまに、ワンボックス車などで走行中に車内を歩いていたり、子供がサンルーフから顔を出しているのを見かけますが、道路交通法違反なだけでなく、大切なお子さんの命をずいぶん軽くみている親御さんだな、と心の中でつぶやいたりしています。
ちゃんと言えますか?
昔はシートベルト着用は努力目標だったので、しない人が大勢いましたね。
愚かな風潮で、”シートベルトをするヤツはダサい” とか ”胸が苦しいからしたくない” なんて言い訳をしている人も…
しかし、今は法律で着用が義務付けられているわけですから、人を乗せたら必ずシートベルトを着用するよう促さなければいけません。
ちゃんと言えますか?
「シートベルトしてください」って。
上司には言いにくい。
子供がグズるから。
年寄りに言ってもわからない…
そんな言い訳して、見逃すのは自由です。
でも、冒頭のような事故を起こして、万が一乗員が死亡、重体となっても誰も責任を取ってくれませんよ。
もし、ひと言「シートベルトしてください」って言っていたら、助かったかもしれない命なのに…
シートベルトは命綱
くれぐれもお忘れなく!
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