kojack-ferrariのクルマ道

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自動制御の先にあるものは? ~事故に学ぶクルマの未来~

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どうあるべきか

7月12日のニュースにこんな記事がありました。

時速130キロで信号無視、死亡事故を起こした男に懲役8年の判決です。
宮原裕人被告(24)は去年11月、和歌山市内の県道で赤信号を無視して交差点の手前50メートルまで時速130キロで進行し、減速したものの時速85キロで交差点に突っ込み、右から青信号で進んできた軽四貨物自動車と衝突。
運転していた当時55歳の男性を死亡させたとして、危険運転致死の罪に問われていました。
12日の裁判で、和歌山地裁は「犯行は危険かつ悪質で、信号無視や速度超過に対するためらいのなさがうかがわれるが、事実を認め反省をしている」として、宮原被告に懲役8年の実刑を言い渡しました。
引用元:時速130キロで運転し信号無視 死亡事故を起こした男に懲役8年 和歌山地裁「事実を認め反省している」(ABCニュース) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/57bab3bc8b23ca9d2112b6a05ae98086a40203ee

弁解の余地のない、言語道断の悪質運転による死亡事故。

被害者を死亡させたにもかかわらず懲役8年の実刑という判決に対して、ネット民の反応は総じて「量刑が軽過ぎる」、「免許欠格期間を無期限にすべき」という論調。

心情的には賛同できますし、かねてより自動車事故や犯罪に対する罰として免許取得の欠格期間厳罰化を主張してきたkojackとしては、当然の反応と捉えています。

しかし、コメント読了後にふと感じたのは、似たような事故が後を絶たないということ。
 

もちろん刑事罰や欠格期間厳罰化による抑止力はあると思いますが、これってあくまで性善説に立った考え方。

裏を返せば、”そんなの知ったこっちゃない” という人達なら、飲酒運転も道交法違反も無免許運転も関係ないってことですよね⁈🤔

つまり、それによって事故も起こるし、悲劇もなくならない。

倫理的な問題ではなく、実態としてこういった事故や事件を抑止するにはどうあるべきなのか?

進化を続ける自動制御

皆さんの愛車にもきっと『衝突軽減ブレーキ』とか『アダプティブクルーズコントロール(自動追従型定速走行装置)』などのアクティブセーフティと呼ばれる予防安全装置が装備されていると思います。
これらは主に車載カメラやレーダー及びセンサーなどで構成され、周囲の人やクルマ、標識などの情報を読み取り、事故を未然に防ぐ装置。

ひと昔前までは、エアバッグやABS程度の装備しかありませんでしたが、近年ではカメラの小型化やレーダーセンサー精度の向上などにより、自動制御装置の普及が急速に進みました。

安全かつ運転負荷軽減を実現するこれらの普及は大変喜ばしいこと😙
最近では、誤発進防止などドライバーの誤操作をより精緻に判断できる装置も開発され、社会問題となっている「アクセル・ブレーキ踏み間違え事故」の抑止にも対応し始めています。

これだけ自動制御技術が進化し続けているのであれば、それを上手く利用した安全対策は打てないものか🤔

例えば、こんな方法は?

自動制御がかなりの精度で実運用に耐えられている現状に鑑みて、冒頭のような事故や事件を予防するための方策を考えてみました。

そもそも遵法精神もなく、インモラルな人の運転まで視野に入れた方策なので、多少強引な部分がある前提でのアイデアですが、クルマの自動制御を優先した装置を開発してはどうでしょうか? 現状ではドライバーの意思を優先した仕組みです

具体的には、こんな感じ😉

自動制御による事故防止方策

①カメラで周囲の状況(歩行者や他車、昼夜、天候など)や情報(標識や信号、道路表示など)を読み取り、走行シーン(高速か一般道か、大通りか生活道路かなど)別に予防安全制御のパターンを逐次判定する。

②レーダーセンサーで①のパターンに応じた対象物(人、他車、信号など)との測距を行うとともに、想定される自車の軌道を予測する。

③速度センサーやスロットルセンサーなど各種センサーが速度やハンドル操作を制御して、事故を未然に防止(抑止)する。

簡単にいうと、一般道で制限速度の何倍も飛ばそうとしても、クルマが自動的にブレーキをかけたり、アクセルをいくら踏んでもスピードが出ないようにして、もしぶつかりそうな状態を検知したらクルマが自らブレーキやハンドルを操作して衝突回避するようなイメージです。

クルマ好きからしたら、”こんなクルマ全く面白くない” とか ”クルマじゃない” と批判されるでしょうが、前提でも書いたとおり性悪説に立てばこんなクルマが事故防止対策として有効なのでは…
 

無論、普通に運転していればクルマが積極介入しないので不自由を感じることはないし、逆に突然の環境変化(急病、飛び出しや逆走など)の際にはクルマが積極的に事故回避行動を取ってくれるのでメリットがあると思います。

まあ、夢のような話ですが、前述のように自動制御技術が発展、進化し続けている中、その先には完全自動運転というゴールがあるでしょうし、その前にはこういった技術の確立が必須要件となるのではないでしょうか。

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