出会いは突然に
kojackが初めてアバルト595ドライブしたのはもう6、7年前になるでしょうか…
その時も595に乗るつもりはなく、124スパイダーの試乗でディーラーを訪れ、たまたま旧知の営業マンに再会したのがきっかけ。
124スパイダーを乗り終え、クルマを降りようかというその時、その営業マンが、
「kojackさん、実は本物のアバルトも用意してあるんですよ。乗ってみますか?」
と怪しげに笑いながら囁いてきました。
そう言われては乗らないわけにもいかず いやいや乗る気満々でしょ😜
「そう?まあ時間もあるし、乗ってみようかな」
なんて平静を装いながらも、内心ドキドキで ”本物” の登場を待ちました。
目の前に現れたのは、黄色のアバルト595コンペティツィオーネ。
もちろん595のことはデビュー当時から知っていましたが、いざ対面するとえらく小さくて、おとぼけ顔が愛らしい。
コレのどこが ”本物” なのか?
狭いコクピットに乗り込んで走り出してみると、なるほどレコードモンツァの勇ましいエキゾーストノートにやんちゃな足回り。
でもまあ、”よくあるホットハッチだよね”
しばらく走ると、
「コレ、押してください。そう、「SPORT」って書いてあるボタン」
と隣から悪魔の囁きが…
素直なkojackは何の疑いもせずポチっと😅
途端にエキゾーストノートがひと際大きくなり、あれ?🤔アクセルのツキが先ほどまでと全然違う。
まるで自分から走りたがっているよう。
軽く踏むだけで強烈な加速。
ステアリングもグッと手応えを増してヤル気満々。
きっと前に回って顔を見たら、おとぼけ顔の眼が三角につり上がっているに違いない。
”悪い” 営業マンが、
「これが本物のアバルトでございます😉」
とニンマリ。
ほんの15分くらいのテストドライブでしたが、降りた時にはもうメロメロ。
これが世に言う、”サソリの毒にやられる” っていうやつか…
運命的な出会い
それまでメルセデスベンツE350に乗っていたので、自分がこんな小さなクルマに乗ることが想像すらできませんでしたが、なにせサソリの毒は強烈。
一度刺されたら、もう寝ても覚めてもアバルトのことしか考えられません。
それから数年の時は過ぎ、引越先の道路が狭くEクラスでは大変だったこともあり、”乗り換えるなら小さいクルマだな” と思った途端、もうアバルトしか候補は浮かびませんでした。
毎日、ネットで中古車検索して、ふと見つけたのが、一世代前のアバルト500。
しかも「esse esse」仕様という、ちょっとばかり元気なチューンがなされたモデル。
川崎のニッカコーポレーションというショップにありました。クルマはバリもん、営業の野原さんはメチャ感じ良い人。
試乗したその場で即決でした。
探し始めてひと月くらいで、見たのも、試乗したのもこの一台だけ。
運命的な出会いとしか考えられません。
次なる誘惑
サソリ沼にはまって、どんどん深みへと…
そんな折、『ABARTH DAYS』というアバルトオーナーだけが集うビッグイベントに参加する機会に恵まれ、いそいそと500 esse esseで富士スピードウェイへと向かいました。
参加車両は3~400台くらいで歴史的名車も展示されいます。
珍しい名車やたくさんのアバルトに会えてワクワクが止まらない一日でしたが、パレードランの時間になり本コース上に並ぶクルマを眺めていたら、一台のクルマに目が留まりました。
ううん、目が釘付けになったのです。
アバルト595コンペティツィオーネ パフォーマンスパッケージ3
この年の1月に限定160台(RH80台、LH80台)で発売されたモデルでした。
実はこのモデルが発表されるちょっと前に500を契約していたので、すごく気になっていましたがチャンスを逃したクルマでした。
それが今目の前に…
ハーフマットな仕上がりのGrigio Opacoのカラーリングもカッコいい✨
それに憧れのBacci Romano社製LSDも標準装備。
帰る道すがら、頭の中はこのクルマのことでいっぱいでした。
さらなる誘惑。
サソリの毒が次々と襲ってきます。
結局半年後、なんとか中古で見つけたこのクルマをニッカの野原さんに押さえてもらい、購入の運びとなりました。
そう、現在の愛車です。
500esse esseもかなり楽しかったのですが、595コンペティツィオーネはさらに上をいく痛快なクルマ。
街乗りのスニーカーとしても、高速&ワインディングのスパイクとしても、いつでも乗り手の気持ちに応えてくれるアバルト595。
サソリの毒は、まだしばらく抜けることはありません。
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