俺は酒が強い
5月21日のニュース。
飲酒運転で、正面衝突事故を起こした男の呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出されたとして5月21日、逮捕されました。
道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕されたのは、北海道帯広市に住む会社員の46歳の男です。
男は、5月21日午前3時50分ごろ、音更町内の国道241号を酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑いです。
警察によりますと、男は音更町内の居酒屋で日付が変わるころまで酒を飲み、近くの駐車場に止めていた車の中で仮眠をとったということです。
2~3時間の仮眠後、車で帯広市内の自宅まで帰ろうとしたところ、出発からわずか数百メートル進んだ先で、対向車線にはみ出し別の乗用車と正面衝突しました。
引用元:「酔いが覚めているかと」日付変更まで飲酒 車を発進後すぐに衝突 けがさせる 酒気帯びで男逮捕 北海道(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7cf38733ecc05effa0a9c0464ff866135004c81
普通に考えて、数時間飲酒して3時間仮眠したくらいで酔いが覚めるわけがありませんよね。
飲酒運転をする人は、自分は酒が強いとか、運転には自信があるとか根拠のない自信=過信する人が多いと思います。
なので、仮眠したくらいではお酒が抜けないことは承知していても運転してしまうのでしょう。
つまり、確信犯。
地域性の問題か⁈
飲酒運転による事故の発生件数を地域別にみてみましょう。
引用元:ダイヤモンド・オンライン
ワースト10をみても、地域的に東西南北、海の有無、太平洋側、日本海側などとの相関は見られません。
逆に、飲酒運転の少ない都道府県が首都圏、近畿圏の主要都市に集中していることがわかります。
このことから、一つの傾向として公共交通網の普及率が比較的低い地域で飲酒運転が多く発生していると推測されますね。
当然のことながら、電車やバスがなければ徒歩か何らかの移動手段(自動車、バイク、自転車など)を使うしかないので、飲酒運転になる可能性が高くなるのでしょう。
一晩寝れば大丈夫?
確かに交通手段がないと移動が大変なことはわかります。
だからといって、飲酒運転が許されるという道理はありません。
道路交通法第65条第1項にも、
「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。 」
と明記されています。
また、アルコールを体内で分解できる能力は、特に酒の弱くない一般的な男性の場合で1時間当たり約5gとか…
それでは酒にはどれくらいのアルコールが含まれているかというと、ビールなら中瓶、日本酒だと1合、ワインでは240ml、20度の焼酎1合で約20g。
単純計算でも、ビール1本飲んだら4時間以上経過しないとアルコールは抜けないわけです。
いつものペースで飲んだら…
仮眠くらいじゃ抜けないことはわかりますよね😉
気をつけないといけないのは、量を飲んだら一晩くらい寝ても体内では分解しきれていないため、翌日でも飲酒運転になる可能性があるということ!
酒と人生、どっちが大事?
冒頭の記事にように、飲酒運転で人身事故を起こせば逮捕され、下手すれば仕事も家庭も失いかねません。
人生が終わることだって十分考えられます。
それでも酒が大事ですか?
こう聞くと、「そりゃあ人生に決まってる」という人ばかりですが、いざ飲みに行くと ”ちょっとなら大丈夫”、”近所だから”、”慣れた道だし”…と言い訳して飲酒運転していませんか?
飲酒運転に地域性もへったくれもありません。
飲酒運転は絶対ダメ!
それでもクルマで飲みに行くなら、ハンドルキーパー(飲酒しない運転者)を必ず同行させるか、運転代行を利用しましょう。
軽い気持ちでハンドルを握り、ほんの一瞬で人生が終わる飲酒運転。
酒と人生、さあどっちを選ぶ?
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