kojack-ferrariのクルマ道

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頻発する横転事故 ~丁寧な運転で事故回避~

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単独事故がほとんど

GWに入って全国で頻発しているのが横転事故。

1日午後3時55分ごろ、岐阜県瑞浪市明世町戸狩の中央自動車道下り線で、多治見市の男性会社員(28)が運転する乗用車が横転した。
 県内の男子高校生4人が同乗しており、うち2人が車外に投げ出され、関市の高校生(17)が後続車にはねられて腰の骨を折るなどの重傷を負った。
 男性会社員と他の高校生3人もけがをした。
引用元:遠征帰り車横転、高校生4人重軽傷 車外に投げ出される、岐阜・瑞浪市の中央道 | 岐阜新聞Web (gifu-np.co.jp)

https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/71944

毎日のように発生しているワケですが、事故状況を分析してみるとその傾向と原因が見えてきます。

まず、横転事故のほとんどが単独(自損)事故。
つまり、衝突や追突による横転ではないということ。

そして、発生場所が高速道路のランプウェイや出口付近、ジャンクションなどの下りに集中しているということ。

次に原因。

これは飽くまで推測ですが、事故車の多くは定員いっぱいまで乗車した乗用車や砂利を満載したダンプカーなど積載重量が限度に近い状態で、下り坂のカーブを旋回中に速度超過して横転したものと思われます。

なぜ起こる?

高速道路を利用したことのある方なら一度は経験していると思いますが、高速道路をしばらく走っていて、分岐路のカーブや出口のランプウェイに進入すると自分が思っているより速度が出ていて、慌ててブレーキを踏むことがありますね。

これは速度に目が慣れることによる錯覚です。
時速100km/h前後で走行を続けていると、50km/hくらいの速度は徐行くらい遅く感じるものです。
 

普段一人で運転している時なら、少しくらい速度超過であってもブレーキで減速すればなんとか事故は回避できます。

しかし、定員いっぱい乗車=車重が250kg~300kgも重くなっている状態で、錯覚状態のままカーブに突っ込むと…

ご存知のように、高速のランプウェイは下り勾配がきつい上、回転半径(カーブの曲がり具合)もかなりきつい。

つまり、クルマはかなり前のめりになっている状態。

その状態で急減速してしまうと、物理の法則どおり強烈な遠心力や慣性モーメントが働いて横転するわけです。

事故を回避するには

いつもより人や荷物をたくさん乗せた状態では、下りカーブに限らずクルマは曲がりにくく、止まりにくくなります。
 

いつもと違う状態の時は、雨の日の運転同様、”急ハンドル”、”急ブレーキ” など、”急” の付く運転を避けることが事故回避のポイントです。

特に、車重が重くなると下り坂では想像を超える挙動を示すことがあります。

連休など普段と違う道路状況で、慣れない定員乗車での運転。

レジャーや旅行などウキウキする気持ちはわかりますが、運転している時は普段以上に集中し、丁寧な操作を心がけましょう!

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