MX-30EVってどんなクルマ⁈
マツダ株式会社より発売されているMX-30EV。
次代を担うEVシティコミューターです。
ヒットメーカーである『CX』シリーズの後継モデルであるこのクルマ。
2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すマツダ初のフルEVです。
デザインはマツダのアイデンティティである「魂動デザイン」。
もう見慣れた感はありますが、アテンザやアクセラとは違ってやけにのっぺり。
e-SKYACTIVEの中枢である交流同期型のモーターからは、145ps/270Nmのパワーを出力します。
1,650kgの車重を引っ張るには必要にして十分。
サスペンション形式は、フロント:ストラット、リア:トーションビーム式といたってオーソドックス。
ディメンションは、全長:4,395mm、全幅:1,795mm、全高:1,565mmとシティコミューターとしてはやや大ぶり。
特徴的なのは、「フリースタイルドア」と呼ばれる観音開きのドア形状。
同社のスポーツモデル『RX-8』に採用されたものと同形状で、リアドアのノブは内側に隠されていて外側からは開くことができません。
コンセプトは何か?
今回は、“1dayモニター試乗体感” にて早春の逗子から横浜をドライブしながら、MX-30EVの魅力をじっくり確かめてみました。
第一印象は、なんとも掴みどころのないクルマ。
魂動デザイン初期のアテンザやCX-5は、パッと見た瞬間からマツダのヤル気を感じさせてくれましたが、ご覧のとおりフツーのクルマになりました😅
マツダはこのクルマをEVのフラッグシップに位置付けたとして、何をコンセプトに置いているのか⁈
シティコミューターのジャンルに属するならば、ディメンションがやや大きいと思います。
狭隘道路の多い逗子市街を走った感想としては、車幅があり過ぎてすれ違いやすり抜けの場面でやや手こずりました。
それと、EVとはいえロードノイズが大きい。
これは標準タイヤのトレッドパターンを研究してほしいですね。
内装にコルクやリサイクル素材を多用して環境へのアピールがひしひしと…
でも、センターコンソールのデザインが今ひとつでUSBを挿入するのにひと苦労💦
フリースタイルドアは考え方は面白いのですが、結局フロントシートを前倒ししないと乗降性が悪化するので2ドア車と変わりません。
リアドアノブは形状のせいなのか、内側から開けようとすると手の角度が微妙で使いにくい。
モーターは小さいのでフロントエリアはスカスカ😜
走りは?というと、外観と同じで可も不可もなしといった印象。
特に心を動かされたということはありませんでした。
充電ポートは大きくて使い勝手良し。
充電ステータスがリッド裏に書いてあるのは親切ですね。
堪えたのは、シートの造り。
乗り始めて20分ほどで腰が痛くなり、ほどなくしてお尻も痛くなりました。
kojackが腰痛持ちとはいえ、少し早過ぎると感じました。
積載性はどう?
荷室サイズについては、奥行約800mm、幅約1000mm、高さ約500mmと十分な広さを確保しています。
ただし、リアガラスがクーペ風にかなり傾斜しているので、高さのある荷物は干渉する可能性があります。
リアシートは60:40の分割可倒式。
フルフラットになるので使い勝手良し👍
”アイデアの王様” マツダに期待
今回は一日ゆっくり試せたので、やや辛口な評価となりました。
でも、大人4人がゆったり乗れる移動手段としてよく仕立てられているクルマです。
面白かったのは、EVサウンド。
これはアクセル開度によって変化する疑似エキゾーストノートをドライバーに聴かせて、クルマとの一体感を演出するという仕掛け。
ガバっとアクセルを開けた時に、控えめながらも ”クォーーン” と快音を響かせるあたり、やはりマツダらしい「人馬一体」のコンセプトを感じさせます。
MX-30EVは、少し欲張り過ぎて軸がブレ気味な印象。
シティコミューターのお手本としてCX-3があるのだから、もうひと捻りすれば格段に魅力が出そうなクルマです。
なにせ、アイデアの玉手箱、アイデアの王様と呼ばれるマツダですから、きっとできます😉
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