令和4年5月13日から
引用元:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20211104001625.html
令和4年5月13日より、75歳以上の方の自動車運転免許更新に関する手続きが変わります。
具体的には、認知機能検査と高齢者講習の内容と手数料が変更となります。
現行制度では、70歳以上の運転免許更新時には高齢者講習を受ける必要があり、教習所にてS字、クランク、方向変換、進路変更などの実技を行うことになっていますが、これはあくまで「講習」であり「試験」ではありません。
今回導入されるのは、「運転技能検査」と呼ばれる、合否判定が下される通常の「試験」で、不合格になると免許証の更新ができなくなります。
ただし、「運転技能検査」は、高齢者全員が対象なのではなく、75歳以上で次の交通違反歴がある人だけに義務づけられます。
過去3年間に、
信号無視
逆走
追い越し車線での長時間走行
速度超過
禁止場所での横断や転回
遮断踏切立ち入り
交差点での右左折時のルール違反
交差点で他の車両の進行を妨害
横断歩行者の妨害
踏み間違いや安全不確認
携帯電話使用
の11類型のいずれかの違反をした人が対象となります。
試算では、免許更新する75歳以上の約7%、年間15万人強が受験する見込み。
この試験は、免許証の更新期間内に繰り返し受験できますが、合格しなければ更新できません。(更新不可となる)
どんな試験?
決められたコースを走行し、次の試験項目で、100点満点からの減点方式で採点されます。
①指示した速度による走行(±10km/h以内での走行)
②一時停止(停止線手前で停められるかどうか?)
③右折&左折(反対車線にはみ出さずに右折&左折できるかどうか)
④信号通過(信号を守れるかどうか?横断歩道&交差点にはみ出さないかどうか)
⑤段差の乗り上げ(段差に乗り上げて停止する課題あり)
合格ラインは、第一種免許は70点以上、第二種免許は80点以上です。
指導員から指示された速度で周回コースを走ります。
例えば、赤信号で一時停止線を越えて横断歩道に入るまで停止しない場合、40点減となり一発不合格となります。(推計では、35,000人/年が1回目不合格)
これまでの高齢者講習では実車指導や個別指導といった範囲で留めていましたが、今回導入された「運転技能検査」は、新規に運転免許証を取得する際の試験に近い、厳しい基準を持っているといえます。
なお、「運転技能検査は」、更新期間満了までに何度でも繰り返して受験することが可能です。
いつから受けられるの?
免許有効期限の6ヶ月前から受験可能です。
何回でも受けられるので、早めに受験しましょう。
免許の更新ハガキが届いたら、ひとまず申し込みするくらいで良いと思います。
前述のとおり、試験は基本的な項目なので落ち着いてやれば問題ありません。
また、もし不合格となった場合、これを機に「免許証返納」について検討することも一考の余地があります。
池袋の事故のように大惨事を引き起こしてからでは遅すぎるので…
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