kojack-ferrariのクルマ道

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続・死角を意識する 〜ドアミラーの落とし穴〜

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=前回のハナシ=

ドアミラーの "魔"ジック

昨日、こんなニュースがありました。

19日午後、岐阜県大垣市で親子2人が乗る軽乗用車がタンクローリーと衝突し、軽乗用車に乗っていた17歳の少年が意識不明の重体です。
19日午後2時15分ごろ、大垣市牧野町の県道で、親子2人が乗る軽乗用車が追い越し車線に変更しようとしたところ、後ろから走ってきたタンクローリーと衝突しました。 この事故で、軽乗用車に乗っていた17歳の少年が病院に運ばれましたが、意識不明の重体で、運転していた父親(44)が頭や手に軽いケガをしました。
タンクローリーの男性運転手(26)にケガはありませんでした。
現場はJR美濃赤坂駅から南西におよそ600メートル離れたところにある片側2車線の見通しのよい直線道路で、警察は事故の詳しい原因を調べています。
引用元:追い越し車線に変更しようと…親子乗った車が後ろから来たタンクローリーと衝突 17歳息子が意識不明の重体(東海テレビ) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/675484d472f2e04d8a58df37110c8d81ab5ee3c8

17歳の少年が助かることを祈ります。

「片側2車線の見通しの良い直線…」

記事を読んだ感じでは、普通に考えたら起きそうにない事故です。

この事故に潜む大きな落とし穴は、ズバリ!
”ドアミラーの死角”

普段、後側方を確認するために見ているドアミラー。
実は、ドアミラーを見ていても、ミラーの高さより低い位置は見えていません。
また、ミラー設置位置の真後ろしか映せないため、「ミラーの位置より外側の後方」は死角になります。

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これでお分かりだと思いますが、この事故は恐らく車線変更しようとした軽自動車が、右後側方の死角に入っていたタンクローリーに気付かず衝突したものと思われます。

事故車の写真を見ても追突ではなく右側方が激しく歪んでいます。


タンクローリーのドライバーからすれば、当然すぐ横まで迫ってきているので車線変更などするはずがないと考えるでしょう。

ところが、軽自動車のドライバーには恐らく右後方からは何も来ていないと見えていて素早く車線変更したため、すぐ脇に来ていたタンクローリーに激しく衝突した、というのが事故の原因ではないでしょうか。

見えている世界が全てのように思わせる、ドアミラーの ”魔”ジックの仕業です。

クォーターピラーに気をつけろ

ドアミラーの死角は何となくご理解いただけたかと思いますが、運転していて意外と気付かない死角がもう一つあります。

それは、クォーターピラーの死角。

クォーターピラーとは、黄色丸で囲った後部座席の横辺りにある柱のことです。
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ルームミラーから後方を確認すると、ちょうどクォーターピラーが邪魔して斜め後方は見えていません。

つまり、そこには死角があります。

この死角で気を付けねばならないのは、バックする時。

駐車場や路上での切り返しなどでバックすることがありますが、ルームミラーやドアミラーだけを見て確認したつもりになっていると、思わぬ落とし穴に突き落とされますよ!

ピラーの太さによりますが、車種によっては立っている大人一人が完全に隠れてしまうこともあります。

バックする際は、首振り確認する癖をつけましょう!

死角を減らす工夫

最近ではBSM(ブラインドスポットモニター)と呼ばれる後側方車両接近検知機能付きのドアミラーが増えてきました。

ドアミラーの死角に入った車両などをセンサーで検知してドライバーに知らせてくれる安全機能です。

でも、まだまだ普及しきれていませんし、古いクルマには取り付けられません。

そこで、ドアミラー鏡面の角度を調整して、死角を減らす工夫をしましょう。f:id:kojack-ferrari:20220320160333j:plain
上側は空の幅が2cm、内側はボディが2cm程度映るくらいの設定にします。

一般的な設定よりかなり下側かつ外側に向いているので、今まで見えていなかった部分もかなりカバーできます。

ただし、これでもミラーの外側は物理的に映せませんので、運転する際は死角を意識することが重要です。


クルマには死角がたくさんあることを忘れず、不安な時は自分の目で確認して、急な操作は避けましょう。

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