kojack-ferrariのクルマ道

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バッテリー、大丈夫ですか? ~いまさら聞けないバッテリーの話~

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バッテリーが上がったら

皆さんの愛車には必ずバッテリーが積んであります。

エンジンをかけるにも、エアコンを入れるにも、ワイパーを動かすにもバッテリーがないとどうにもなりません。

そんなバッテリー。

毎日それなりに乗っているクルマなら問題ありませんが、週一しか乗らない、とか、駅まで5分の送迎がほとんど…なんていう乗り方だとバッテリーはかなり劣化します。

もしバッテリーが上がってしまったら…
ジャンピングスタートするか交換するか、二択ですね。  

そこで、まずバッテリー上がりを起こしたときの基本的対応をお話ししましょう。

【ジャンピングスタートする場合】
ジャンピングスタートとは、故障車(バッテリー上がり車)のエンジンを始動するため、救援車(故障車以外の車)からブースターケーブル(ジャンプコード)と呼ばれるケーブルで電力を供給してもらうこと。

通常、ブースターケーブル(ジャンプコード)は+(プラス)側が赤色、-(マイナス)側が黒色の2本に分かれています。f:id:kojack-ferrari:20220306073721j:plain

このケーブルを次の手順で繋ぎ、救援車のエンジンをかけたままの状態で、故障車のエンジンを始動させます。



ブースターケーブル接続手順]
故障車のバッテリーの+(プラス)端子に赤色のケーブルを接続する。

救援車のバッテリーの+(プラス)端子に赤色のケーブルを接続する。

救援車のバッテリーの-(マイナス)端子に黒色のケーブルを接続する。

故障車のエンジンブロックなどバッテリー以外の金属部分に黒色のケーブルを接続する。

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左側:故障車  右側:救援車 ケーブルの接続場所に注意!

先に救援車のエンジンをかけ5分ほど待ってから、故障車のエンジンをかけます。
エンジンがかかったら、エンジンをかけたままケーブルを外します。

外す手順は、上記接続手順の逆になります。(④⇒③⇒②⇒①の順で外す)

接続順を間違えると感電する恐れがありますので、くれぐれもご注意を!

【交換する場合】

バッテリーを交換する場合、クルマによって搭載されている規格(外形サイズやパワー)が違います。
日本車と外国車では、規格自体が違います。

愛車のバッテリーがどの規格か把握しておくと、こういう時に役立ちますね。
取扱説明書には大抵記載されているので、調べておきましょう。

具体的な規格については次の章でご説明します。

バッテリーの規格

ここでは、主にガソリン車とディーゼル車のバッテリーについてお話しします。
EV(電気自動車)やハイブリッド車は少し違いがありますので、後ほど…

ボンネットやトランクを開けて、バッテリーを見てみましょう。

バッテリーの上面(+-端子が付いているところ)をみると、なにやら英数字がかかれていますね。

例えば、「38B20L」とか「55B24R」とか。

これは、JIS(日本産業規格)で定めたバッテリーの規格を表す記号です

この記号の意味は…

55 B 24 R
  ①     ②     ③     ④ 

①:性能ランク
バッテリーの総合性能(始動性能・容量)を表します。
数値が大きいほど性能がよくなります。

②:短側面のサイズ

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③バッテリー長さのサイズ
バッテリーの長さの概寸法(約 cm)を表します。(約:55B24R では約24cm)

④+-端子の位置
バッテリーのプラス側短側面からみて
+端子が左側にあるとき・・・Lタイプ
+端子が右側にあるとき・・・Rタイプ

といった感じで、バッテリーの性能や大きさがこの記号でわかるワケです😉

交換時のポイント

新しいバッテリーを買う時のポイントがいくつかあります。

バッテリーを買う時は…

①トレーの大きさを測る
②+-端子の位置は絶対守る
③CCAを確認

前章①の数字が大きいほど性能が上がりますが、重要なのは大きさ。

バッテリーを交換しようとするときは、外した時に底にあるトレーの大きさ(幅と長さ)を測っておきましょう。

また、高さも大事。

大きなバッテリーに交換したらボンネットが閉まらない💦なんてことがないように、しっかり測ります。

といっても、閉めた状態では隙間が見えないので、予め今のバッテリーに1cm程度の厚みのある箱などを置いてボンネットを閉めてみて当たらなければ大丈夫。

このトレーに収まれば今のバッテリーより前章①の数字が大きなものを選んでも取り付けられます。



次に、前章④は絶対守ってください。
間違えると取り付けられなくなる可能性があります。

最後に、性能の目安となるのが、CCA(Cold Cranking Ampere)。
そのバッテリーにエンジンを始動させる能力があるかを測る性能基準値です。

この数字が大きいほどエンジンをかける時のパワーがある(瞬発力がある)ということになります。

廃バッテリーは基本的に販売店などで引き取ってくれるので、ご自分で交換もできますよ。(購入時にお店にご確認ください

また、バッテリーは昼間1時間くらいは乗らないと放電しやすいので、あまり長く乗らない方はバッテリーコンディショナーなどでメンテナンスすると長持ちします。

kojackは、このCTEKで3台ともメンテしています。
使い方も簡単で、高性能なのでオススメです👍



いかがでしたか?

現代のクルマは、なにはなくともバッテリーですので、日頃からメンテナンスは欠かさない方が良いと思います。

特に冬場や寒冷地では性能が低下しやすいのでお気を付けください。

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